埼玉県での「日傘男子広め隊」キックオフイベント
2017年7月18日、埼玉県庁にて日本洋傘振興協議会による「日傘男子広め隊」のキックオフイベントが開催されました。このイベントは、男性の日傘利用を促進し、暑さ対策を広めることを目的としています。
表敬訪問では、協議会のPR部会長、島影幸有氏が埼玉県の環境部宍戸信敏部長に最新の男性用日傘を20本贈呈しました。これにより、特に男性職員に日傘の利用を促し、啓発活動が行われることとなります。宍戸部長は「毎シーズンの暑さ対策に向けて、ぜひ活用させていただきたい」と、期待を寄せました。
参加した男性職員は、実際に日傘を使用してみて、「涼しさを実感でき、デザインもシンプルなので気軽に使える」と感想を述べました。このように、使用者の体感温度を引き下げる効果も期待されており、大いに活用されることでしょう。
ヒートアイランド現象と男性の日傘利用促進
環境省は、都市部でのヒートアイランド現象対策として、男性にも日傘の利用を推奨しています。調査によれば、日傘を使用することで体感温度が約5~7℃も低下することが分かっています。一方で、埼玉県では近年、猛暑日が50年間で7倍に増加し、年間3000人以上が熱中症で救急搬送されています。このうち約7割が男性であるため、日傘の利用がますます重要になっています。
「日傘男子広め隊」プロジェクトは、日傘利用に対する偏見をなくし、より多くの男性が日傘を使えるようにすることを目的としています。男性の日傘利用率は依然として低いため、心地よい夏を過ごすための一助となることを期待しています。
表敬訪問の詳細
イベントの詳細は以下の通りです。
- - 日時:2017年7月18日(火) 15:00開始 15:30終了予定
- - 場所:埼玉県環境部長室(埼玉県さいたま市浦和区高砂3-15-1)
- - 参加者:宍戸信敏 環境部長、日本洋傘振興協議会 島影幸有PR部会長(サンマルコ(株)会長)
- - 内容:表敬訪問および県のマスコット(コバトン、さいたまっち)を交えたフォトセッション
日本洋傘振興協議会について
日本洋傘振興協議会(JUPA)は、1963年に設立され、洋傘の品質向上や安全性確保に努めている団体です。現在、51社が加盟し、「JUPAマーク」を通じて認定商品を顧客に提供しています。また、2010年からは遮光傘の基準を設け、99%以上の遮光率のものを「遮光傘」とし、99.99%以上のものを「1級遮光率」として認定し、その表示を義務付けています。
日本洋傘振興協議会の詳細については、公式ウェブサイト(
https://jupa.gr.jp/)をご覧ください。男性の日傘利用促進は、利便性の向上だけでなく、地域の暑さ対策にも寄与する重要な取り組みです。今後の展開が大いに期待されます。