京都青年会議所が行ったSNS戦略セミナー
京都青年会議所は、組織の認知度を高めるために、時代に即した広報の重要性を認識し、会員150人を対象に『もう苦手とは言わせない!現代のSNS戦略と広報戦略』をテーマとした例会を開催しました。この例会では、株式会社EMOLVAの代表、榊原清一氏が講師として登壇しました。
このセミナーは、11月22日(金)の午後6時半から3時間にわたって行われました。会場はキャンパスプラザ京都第2講義室で、活気にあふれる雰囲気の中で進行されました。
SNSと広報の進化
榊原氏の講演では、メディアの進化についても触れられました。マスメディアからデジタルプラットフォームへの変化が進む中、SNSは今や情報発信の中心となっています。特に、現代のソーシャルメディア環境やトレンド、ブランドコミュニケーションにおける重要性などが具体的に説明されました。
彼は、特に注目すべきなのが各SNSの特性であると説きました。TikTokでは短い動画がリーチを拡大する一方、Instagramはビジュアルストーリーテリングが鍵となり、YouTubeでは長尺コンテンツがブランドイメージを構築するために有効であると述べました。さらに、X(旧Twitter)ではリアルタイムエンゲージメントの重要性が強調され、SNSを横断的に活用することで相乗効果が得られる点も指摘されました。
実践的なセッション
セミナーの後半では、バズセッションが行われ、榊原氏と荒川皓太委員長、そしてゲストの中村晃子氏が参加しました。このセッションでは、事前に収集したアンケートに基づいたSNS運用のディスカッションが展開され、特にSNSの本質的な価値を最大限に引き出すために、どのような情報発信が求められるのかが話し合われました。
中村氏は自身のInstagramアカウントでの投稿例を交えながら、効果的な広報戦略の実践を示しました。特に、会員になりたいと思わせるような独自の魅力的なコンテンツの作成に関する具体例が紹介され、参加者たちがどのようにSNSを運用するべきかの洞察を得ました。
参加者の声
参加者からは「情報発信の価値を周知させることの大切さを改めて認識した」や「具体的なSNS運用法を学び、今後の活動に活かしたい」といった声が多く寄せられました。また、実践的な内容が多く含まれていたため、学びをすぐに行動に移せると好評でした。
結論
このセミナーは、京都青年会議所のメンバーが広報活動に積極的に取り組むための良い機会となりました。榊原氏のノウハウを通じて、メンバーは効果的な情報発信を実現し、組織の価値を広く周知するための第一歩を踏み出しました。今後、京都青年会議所はこの学びを生かし、SNSを活用した広報戦略の充実を図っていくことでしょう。
講師の榊原清一氏は、東京理科大学の出身で、SNSマーケティングの商社である株式会社EMOLVAの代表でもあります。自身の経験を基にした実践的なアドバイスを通じて、多くの参加者に刺激を与えるセミナーとなりました。