音声でも読める印刷物の未来
印刷物を通じて生まれる新たな読書体験、すなわち「聴く読書」が注目を集めています。視覚障害者がよりアクセスしやすい読書環境を整えるため、音声で聴くことができる印刷物の重要性が高まっています。
音声で読む新しい風
もちろん、視覚障害者の読書は点字や音声読み上げといった方法に限られていました。しかし、近年OCR(光学式文字認識)技術が発展したことにより、活字の書籍をスキャンして音声で聴くという新しいスタイルが広がっています。この技術こそが「耳で聴く読書」に大きな価値をもたらしています。
デザインの配慮がカギ
しかし、この技術を活かすためには、印刷物のデザインにも配慮が必要です。視覚障害者が音声読み上げ機を使用して情報を取得する際、デザインによっては正しく音声化されないか、全く読めなくなることもあります。このような現実を知ることが、デザイナーや出版社、ライターにとっての重要な課題です。
シンポジウムの目的
このシンポジウムは、視覚障害者にも親しんでもらえる印刷物の作成を目的としています。視覚障害者を顧客として意識し、音声でも視覚的にもアクセス可能な印刷物を効果的に制作するノウハウを学びましょう。シンポジウムでは、具体的な事例を通して、印刷物作成のポイントをわかりやすく説明します。
イベントの詳細
- - 日時: 2010年11月20日(土) 受付13時、シンポジウムは13時30分から16時30分まで。
- - 交流会: シンポジウム終了後の17時から19時まで、参加者同士の交流の場も設けています。
- - 参加費: シンポジウムは無料ですが、交流会には3000円の参加費が必要です。
- - 場所: 日本医療労働会館 2階会議室(台東区入谷1-9-5)
アクセスのご案内
東京メトロ日比谷線入谷駅から徒歩5分、あるいはJR鴬谷駅から徒歩15分で到着可能です。詳細なアクセス方法や地図は、公式サイトにてご確認いただけます。
シンポジウムプログラム
- - 13:30 開会挨拶
- - 13:40 講演「全盲エッセイストの読書生活」
- - 14:40 クイズコーナー
- - 15:10 プリントアクセシビリティのコツ
- - 16:00 オーディオブック作成ソフトのデモ
- - 16:30 閉会
ご参加をお待ちしています!
このシンポジウムを通じて、視覚障害者の読書環境を改善し、より多くの人々に読書を楽しんでもらえる未来を目指しましょう。皆様のご参加を心よりお待ちしています。
公式申し込みページや詳細情報は、こちらのURLをご覧ください。
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