六甲山スノーパークが春節シーズンを迎え、台湾を中心としたインバウンド旅行客の姿で賑わっています。1月25日から2月2日までの期間に、約3,850人の来園が見込まれ、インバウンドの便益を受けた様々な取り組みが高く評価されているのです。
このスキー場は、2023年からの新たな政府の水際対策緩和に伴い、再びインバウンド団体による利用が活性化しています。「スノーランド」とも呼ばれる雪ゾリ・雪あそび専用ゲレンデは、旅行者が雪の楽しさを味わうための絶好のスポットとなっており、多くのインバウンド団体や個人旅行者が訪れています。
インバウンド対応の取り組み
六甲山スノーパークは、特に台湾やタイ、マレーシアなど、自然降雪が少ない地域からの訪問者をターゲットにしています。気軽なアクセスが利用でき、神戸や大阪、京都からのアクセスも良好で、関西の観光スポットとしての地位を高めています。訪問者の滞在時間は1~2時間と短いながら、濃密に雪の世界を楽しむことができ、好評を得ています。
外国語対応のサービス拡充
スノーパークでは、多国籍な旅行者に対して自動翻訳機を用いたサービスの導入を行い、更に英語や中国語の園内放送が実施されており、訪問者がストレスなく楽しめる体制を整えています。位置情報や案内POPなどの外国語対応も充実させ、特に外国からの旅行者に向けた取り組みが強化されています。
スキー・スノーボードスクールの開講
インバウンド旅行者の増加に伴い、スキー・スノーボードの嬉しいスクールも開かれています。旅行者が安心してスキーやスノーボードを楽しむことができるよう、英語と中国語の簡単なフレーズや写真を使ったPOP表示を活用し、自分の意志で滑走できるよう目指しています。すでに人気の高いレッスンで、11月末の開講以降、657名以上の利用があり、スノーボードレッスンにも222名が参加しています。
イスラム教徒向けの礼拝所
また、東南アジアからのムスリム旅行者にも配慮し、イスラム教徒向けの礼拝所を常時開放しています。さらなる旅行客のニーズに応えるため、これに伴いハラールフードメニューの販売も開始しており、国際色豊かなサービスの展開が続いています。
営業概要
六甲山スノーパークの営業は、2024年11月30日から2025年3月9日までの予定です。平日は9時から17時まで、土日祝は20時まで開放されています。入園料については、大人が2,500円、小人が1,300円とリーズナブルな価格で提供され、ナイター営業も実施されます。ぜひ、冬の魅力を感じに訪れてみてはいかがでしょうか?
アクセス情報や最新のお知らせは六甲山ポータルサイトをご覧ください。