トリニティ・テクノロジーと四国銀行が手を結ぶ
トリニティ・テクノロジー株式会社と四国銀行の業務提携は、2025年2月10日に発表されました。この提携により、四国銀行のお客様へは「おやとこ」と「おひさぽ」という2つの高齢者支援サービスが提供されることとなります。両社が持つ強みを融合させることで、地域の高齢者問題にしっかりと対応することを目指します。
提携の背景
トリニティ・テクノロジーの代表取締役、磨和寛氏は、四国銀行との提携を非常に嬉しく思っています。「Just Like Family!」の理念を掲げ、地域コミュニティとの強い絆を築いている四国銀行との協力は、新たな一歩です。地域に密着した地方銀行との関係を深めることで、より多くの高齢者に対してサービスを届けることが可能になります。
「おやとこ」と「おひさぽ」の役割
この提携の下、提供される「おやとこ」は、認知症によって引き起こされる資産凍結という問題に挑むためのものです。認知症の患者は、金融取引ができなくなることで、それ自身だけでなく家族の生活にも影響を及ぼします。「おやとこ」は、家族信託を通じてこの問題を軽減し、信頼できるコンサルティングを提供します。また、このサービスは日本初のSaaSプロダクトとして、利用者が資産を簡単に管理できる点も特徴です。
一方「おひさぽ」は、高齢者のために設計された包括的な支援サービスです。子どもがいない高齢者や、頼れる家族が周囲にいない方々に向けて、生活全般を支える「7点セット」を提供します。見守りから生活事務支援、さらには葬儀や相続手続きに至るまで、幅広いサービスが提案されます。
高齢化社会への対応
日本は今、超高齢社会に突入しています。2020年時点で約630万人の認知症患者が存在し、2050年にはその数が1,000万人を超えるとされています。この現実は、ますます深刻な問題であり、社会全体の課題として取り組まなければなりません。特に、認知症による資産凍結は、直接的に個々の生活や家族の経済状況に影響を与えるため、早急な解決が求められます。
今後の展望
今後、トリニティ・テクノロジーは、より多くの金融機関や地域団体との提携を模索しながら、「おやとこ」と「おひさぽ」を全国に広めていく計画です。これにより、サービスを受ける高齢者が一人でも多くなることを目指します。超高齢社会における課題を解決するために、全力で取り組む姿勢は、地域社会にとっても大きな意義を持っています。
企業情報
トリニティ・テクノロジー株式会社は、2020年に設立された比較的新しい企業で、家族信託に関する高品質なサービスを提供しています。公式サイトでは、提供するサービスについて詳しい情報が得られます。
この提携により、高齢者支援の未来が大きく変わることが期待されます。