男性育休の現状
2024-09-19 12:22:35

男性育休取得が進化する社会とその影響とは【積水ハウス報告】

男性育休取得が進化する社会とその影響とは【積水ハウス報告】



積水ハウス株式会社が「男性育休白書2024」を発表しました。この調査では、企業で働く男性の育休取得実態が探られ、特に注目されるのは男性の育休取得率の上昇と、その影響についてです。

育休取得率と日数の過去最高更新


調査結果によると、2024年の男性育休取得率は27.3%に達し、2019年の9.6%から2.8倍の増加が見られました。育休取得日数も平均29.9日となり、同期間中の12.6倍と大幅に増加しています。興味深い点は、取得者の半数以上が1ヶ月以上の育休を取っていることで、これは育休が長期化する傾向にあることを示しています。

さらに、育休取得が長くなるほど、復帰後の仕事環境へのプラスの影響が大きくなるという研究結果も残されています。職場での「子どもがいる人への配慮」や「お互いに助け合う意識」が高まることが確認されています。特に、育休を取得した男性が同僚にアドバイスを行う割合も高まっています。

2人目以降の育休取得


興味深いことに、2人目以降の育休を取得する男性は、1人目よりも長期にわたって育休を取得する傾向が見受けられます。たとえば、2人目以降に育休を取った男性の平均取得日数は129.9日であり、パートナーの負担軽減を考慮しているといった意識も強まっているようです。このように、男性自身が育休取得の必要性を感じていることが要因の一つと考えられます。

夫の育休取得と妻のキャリアの関係


また、夫が育休を取得することが妻の職業生活に好影響を及ぼすことも明らかです。育休を取得した夫に「満足」と答えた女性は、「不満」と答えた女性に比べて職場への復職率が高く、かつ早期復職が多いことが示されています。夫の育休取得日数が長いほど、妻の仕事への意欲やキャリア形成に対する前向きな姿勢が高まることが調査によっても確認されています。

「とるだけ育休」の現状


ただし、「とるだけ育休」と評価される事例も少なくありません。約4割の女性が、夫の育休について「とるだけ」と感じているという結果が得られました。これは、男性が育休を取得したとしても、実際に家事や育児にどれだけ関与しているかには疑問が残ります。

この認識は、夫が育休中にどのように行動しているかという点での意識の欠如から来ている可能性があります。男性は育休を取得したこと自体には満足している一方で、家事や育児に取り組む姿勢には改善の余地があるとも言えそうです。

男性の家事・育児力ランキング


2024年の「男性の家事・育児力ランキング」では、沖縄県が1位に輝きました。このランキングは、妻から見た夫の家事・育児への関与度や男性の育休取得経験、育休中の幸福感などの様々な指標に基づいています。沖縄県では男女共同参画に向けた施策が進められており、実際に男性の育休取得率は40.3%に達しています。

結論


このように、男性の育休取得が進む中で、さらなる質的向上や意識改革が求められています。積水ハウスはこの取り組みを引き続き推進し、家庭や職場での男女共同参画を進める努力を続けています。男性が育休を取得することが当たり前になる社会を目指して、さらなる改善が期待されます。


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