北海道天塩町が取り組むグローバル人材育成プロジェクト
北海道天塩町では、地域に根ざした国際理解と英語学習を目的としたグローバル人材育成のプロジェクトがスタートします。これは「未来への投資」として、セカクルという団体と共同で実施されるもので、地元の中高生たちに新たな学びの機会を提供するものです。
プログラムの詳細
このプロジェクトでは、地域の中高生90名が参加する予定のワークショップが行われ、そのプログラムの一部には、早稲田大学国際教養学部の現役バイリンガル大学生で構成されるセカクルから指導を受けることになります。参加者は国際的な視野で物事を捉え、英語を話す楽しさを体感しつつ、英語の中に潜む多様性についても学ぶ機会が与えられます。
さらに、日本航空(JAL)の外国人スタッフと協力し、地元に求められる外国人観光客を呼び込むための戦略を考えるワークショップも予定されています。これにより、子どもたちは自身のふるさとについて英語でプレゼンテーションをする機会も設けられ、実践的なスキルを身に付けることができるでしょう。
ワークショップ概要
- - 日時: 2018年2月4日(日) 午前9時~午後3時
- - 場所: 天塩町立天塩中学校
- - 主催: 天塩町、天塩町教育委員会、セカクル
- - 協力: 日本航空(JAL)
セカクルの取り組み
セカクルは、早稲田大学国際教養学部の学生21名で構成されている団体で、地域のコミュニティで活躍するグローバルな人材を育成することを目指しています。設立以来3年間で、北海道から沖縄まで幅広い地域に活動を広げ、約660名の小中高生にプログラムを提供してきました。
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天塩町の魅力
北海道の北部に位置する天塩町は、国内第4位の長流「天塩川」の河口にあたります。酪農と漁業が基幹産業で、自然豊かな環境が魅力的なエリアです。この町は、2016年から国の地方創生人材支援制度に基づき、新しい政策を進めてきた実績があります。副町長の齊藤啓輔氏が着任し、地域の活性化に向けた多様な取り組みを行っています。
まとめ
天塩町で進められるこのグローバル人材育成プロジェクトは、地域の未来を担う若者たちに、新たな視点を提供し、成長のきっかけとなるでしょう。この試みが成功することで、地域の絆も深まり、さらなる活性化が期待されます。