新スタイルの靴
2020-02-28 16:00:31

障がい当事者が手掛けた新しいスタイルの靴、LUYLが誕生

障がい者のための選択肢を広げる新ブランド「LUYL」



皆さんは、日常生活において「選択肢のない日常」という言葉を耳にしたことはありますか?障がいを持つ多くの方にとって、その言葉は身近なものかもしれません。下肢装具は、病気や事故によって足に麻痺などが残った際に、日常生活での歩行をサポートする重要な道具です。しかし、装具をつけることによって「自分のスタイル」を失ってしまうことは、実際に多くの人が直面する問題です。

靴の選択肢の課題


日本では、体の障害を持つ人々の数は年々増加しています。最新の統計では、約428万人が身体的な障害を抱えており、その中には下肢装具を必要とする人も多く含まれています。残念ながら、これまでの市販靴の多くは、装具を着けた足にフィットするものが少なく、多くの人々が履けない靴を諦めていました。機能性を重視するあまり、障がいを持つ人々のファッションや自己表現を無視してしまっていたのです。

LUYLの誕生背景


そんな中、2014年に障がいを抱えた自身の経験をもとに、布施田祥子さんが新たに会社「LUYL」を設立しました。彼女は、障がいを持つ人々にもスタイリッシュな靴を装着する喜びを届けたいと考え、2年間の開発を経て新しい靴を発表することになりました。この靴は、単に足を支えるためのものではなく、個々のライフスタイルやファッションに寄り添うことを目的とした製品として生まれました。

LUYLが提供する靴の特徴


デザイン性を重視した靴


「バイカラー ストラップシューズ」と「マグネットモンクビジネスシューズ」は、どちらも下肢装具を装着したままでも履けるようにデザインされています。特にビジネスシーンやフォーマルな集まりでも使いやすい本革製のものは、カジュアルな装いにもマッチするため、様々な場面で着用可能です。上品さを保ちながらも、障がいを持つ人々が「おしゃれ」を楽しめる選択肢を提供しています。

オーダーメイドのアプローチ


さらに、LUYLでは左右サイズの違いに対応できるよう、セミオーダーシステムを導入。しかし、それだけではありません。靴ベルトの微調整も行うことで、よりフィットする靴を提供することが可能です。これにより、装具に合わせた履きやすい靴を作成する手助けをしています。

使いやすさを追求したデザイン


マグネットモンクビジネスシューズには、ドイツ製のマグネットバックルが使われています。これにより、片手で簡単に着脱できる装置を実現。靴ひもを結ぶのが困難な方々にとっても、ストレスフリーでおしゃれを楽しむことができます。

会社情報

会社名
株式会社LUYL
住所
埼玉県川口市飯塚1-2-16川口ホームズ1F
電話番号
048-400-2717

関連リンク

サードペディア百科事典: 障がい者 LUYL 下肢装具

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