北海道美唄市での母子手帳アプリ『母子モ』導入開始
2023年10月20日(月)、北海道美唄市では、母子手帳アプリ『母子モ』が新たに導入されることが発表されました。このアプリは、紙の母子健康手帳のデータをデジタル化し、700以上の自治体で使用されている実績を基に、安全かつ効率的な子育て情報支援を実現するものです。
美唄市は「子どもの笑顔はみんなの宝 応援しよう!!びばいっこ家族」を理念に掲げ、地域を支える子育て環境を整備しています。このアプリの導入は、子育て世帯をさらに支える新たなツールとして期待されています。
アプリは、予防接種のスケジュールや健診結果の管理が可能で、個々のデータはクラウドに保存されるため、万が一母子手帳を紛失した場合でも安心です。また、他の市町村への引っ越しや機種変更にも対応しており、長期間安心して利用できる設計となっています。
妊娠中から育児までの手厚いサポート
美唄市では、妊婦やそのパートナーを対象に「ペア教室」を実施。沐浴体験や抱っこ体験、男性の妊婦体験など、実践的なプログラムが用意されています。これにより、家族が赤ちゃんを迎える準備を多角的に支援しています。
産後のサポートも手厚く、中でも「産後ケア事業」が注目されています。ここでは、育児や授乳に関する疑問を専門家に相談できる窓口が設けられており、母親も安心して子育てに取り組むことができます。このような市の取り組みを、より便利に、そして迅速に利用できるようにするために、母子手帳アプリの導入が進められました。
利便性の高い子育てアプリの機能
『びばい母子手帳アプリ』は、スマートフォンやタブレット、PCで利用できます。妊産婦と子どもの健康に関するデータを簡単に記録・管理でき、予防接種スケジュールや育児に関する情報も提供されます。
特に、「できたよ記念日」という機能は、育児日記として使え、こども家庭庁の母子健康手帳様式を基にした記念日を記録することができます。これは子どもの成長を感じる手助けとなります。
また、アプリは地域の情報も提供し、育児に忙しい親をサポートします。例えば、感染症の流行など緊急時には、自治体からの注意情報や保健師からのアドバイスを迅速に受け取ることができ、安全かつ安心な育児環境を提供します。
市長からのメッセージ
美唄市の桜井恒市長は、「妊娠期から出産後まで、皆様に寄り添いながら健康をサポートしていきます。『びばい母子手帳アプリ』を是非活用し、日々の育児に役立ててください。」と述べています。市としては、個々の子育てを支える体制作りを続けていく考えです。
アプリの主な機能
- - 自治体からの各種制度案内: 妊娠・育児時期に必要な情報が手に入ります。
- - 記録機能: 妊娠中の体調や子どもの成長記録が簡単にグラフ化されます。
- - 出産・育児のアドバイス: 役立つ情報や動画が視聴でき、周辺の育児施設情報もわかります。
- - 育児日記: 子どもの成長や記念日を簡単に記録できます。
2030年へのビジョン
母子モ株式会社は、2030年までに妊娠から子育て期のデジタル化を進め、周辺の地域と共に安心して子育てができる社会を目指しています。これにより保護者の負担を軽減し、快適な子育て環境を整えていくことが期待されます。
今回導入された『びばい母子手帳アプリ』は、その第一歩なのです。このアプリを通じて、より良い子育て支援の体制が整えられるでしょう。