関西テレビ放送が全社でAIアシスタントを導入
関西テレビ放送株式会社は、2024年11月よりAIアシスタント「Lightblue Assistant」の全社導入を開始することを発表しました。これは、株式会社Lightblueが開発した法人向けのAIアシスタントで、東京大学の最先端アルゴリズムを基にしています。
AIアシスタント導入の背景
これまで関西テレビ放送は、機密情報に関するリスクから、ChatGPTなどの一般的な生成AIの利用を控えていました。しかし、業務効率化を図るためには、生成AIの活用が不可欠であることに気づき、LightblueのAIアシスタントを選ぶことになりました。「Lightblue Assistant」では、社内の機密情報を厳重に保護しつつ、業務に役立つ情報を安全に利用することが可能です。
試験導入の成功
すでに関西テレビ放送の一部部署では「Lightblue Assistant」が試験的に導入され、残業時間の削減など、業務効率の向上が確認されていました。これにより、本格的な全社導入が決定されました。各部署はそれぞれの規程やマニュアルを学習させ、社内からの問い合わせに迅速に対応できる体制を整える予定です。
活用事例
- - 人事部門:社内規程を学習したチャットボットを作成し、社員からの問い合わせに答える。
- - 制作部門:番組制作に関連する規程を学習したチャットボットを活用し、内容チェックを行う。
統合的な業務改善を目指して
関西テレビ放送の代表取締役社長大多亮氏は、デジタルトランスフォーメーション(DX)の推進に注力し、「Lightblue Assistant」を全社員が使うことで業務の効率化と革新を目指すと述べました。これにより生まれる時間をより創造的な仕事に使い、さらなるビジネスチャンスの創出を図っていくと考えています。
AIアシスタント「Lightblue Assistant」の特徴
このAIアシスタントは、さまざまなデータソースと連携し、独自のデータを活用して必要な情報を迅速に検索する能力を備えています。また、特定の業務に特化したチャットボットを簡単に作成することができ、幅広い業務での利用が可能です。
会社情報
関西テレビ放送株式会社の概要
- - 設立:1958年2月
- - 代表者:大多亮
- - 所在地:大阪市北区扇町2丁目1番7号
関西テレビ放送は、地域密着型の番組制作や全国的に人気のあるバラエティ番組、ドラマ制作に力を入れ、豊かな生活を提供することを目指しています。
株式会社Lightblueの概要
- - 設立:2018年1月
- - 代表者:園田亜斗夢
- - 所在地:東京都千代田区神田駿河台2丁目3-6 CIRCLES御茶ノ水5F
Lightblueは、画像解析や自然言語処理AIを利用したソリューション開発を行っており、法人向けAIアシスタント「Lightblue Assistant」を提供しています。さらに、人物に焦点を当てた画像解析システム「Human Sensing」も手がけています。
結論
関西テレビ放送がAIアシスタント「Lightblue Assistant」を導入することは、業務の効率化や生産性向上に向けた新たな一歩です。今後の活用には大きな期待が寄せられています。