高齢者見守りGPSインソール「みまもりイル！」がH.C.R.2025に登場

高齢者見守りGPSインソール「みまもりイル！」がH.C.R.2025に出展

株式会社イルが開発した、高齢者見守りのためのGPSを搭載したインソール型デバイス「みまもりイル！」が、2025年10月8日（水）から10日（金）の期間、東京ビッグサイトで開催される第52回国際福祉機器展&フォーラム（H.C.R.2025）に出展されることが決まりました。エキシビションの一環として行われる『福祉機器開発最前線』では、最新の福祉技術や製品が紹介される予定です。

H.C.R.2025とは

H.C.R.は、アジア最大規模の福祉機器の国際展示会であり、今年で52回目を迎えます。様々な国から福祉や介護関連の企業や団体が集まり、最先端技術の介護ロボットから、自助具の展示まで、多岐にわたる福祉機器を一堂に体験できるイベントです。毎年、多くの業界関係者や一般の来場者が訪れるこの展示会は、最新トレンドを体感する貴重な機会として注目されています。

今年の主催者企画『福祉機器開発最前線』では、9社が参加し、革新的な技術が発表される予定です。株式会社イルは、この中でインソール型見守りデバイスの新しいアプローチを提案します。

高齢者見守りGPSインソール「みまもりイル！」の特徴

「みまもりイル！」は、インソール内部にGPSやIMU（6軸センサー）を搭載し、高齢者の見守りを目的に設計されたデバイスです。この製品は、普段履いている靴にそのまま取り入れられ、外出時や帰宅時、さらには転倒の際に見守り者に通知が送信される機能を提供します。これにより、高齢者が必要以上に制限されることなく、自立した生活を維持できるようサポートします。

特に「みまもりイル！」は、その形状が特異であるため、従来のGPS端末の持ち忘れや忌避といった課題を克服しています。ユーザーは意識することなく使用でき、さらには転倒を検知する機能も搭載予定となっており、迅速な対応が可能です。

超高齢化社会と見守りの重要性

日本は現在、超高齢社会に直面しており、認知症を患う高齢者の数は急増しています。2025年には約700万人が認知症を抱えるとの予測もあり、行方不明となるケースが増加する中、見守りの重要性がますます高まっています。「みまもりイル！」は、技術の力で新たな見守りの形を提供し、家族や介護者が安心して高齢者を支援できる環境を整えます。