北洲が外断熱システム「アルセコ」をカパロールブランドへ統合
住宅メーカーである株式会社北洲は、ドイツの高性能外断熱システム「アルセコ」と建築用塗料で知られる「カパロール」を統合した。この統合は、DAWグループが推進する戦略の一環であり、ファサードに関するトータルソリューションの提供を目指している。
外断熱の新たな挑戦
アルセコは日本における外断熱システムのパイオニアとして知られ、2008年より北洲が総代理店として販売を行ってきた。今回の統合により、アルセコの先進的な外断熱技術と、カパロールの卓越した仕上げ技術が組み合わさり、より高い省エネルギー性能の実現が期待される。
北洲は今後も外断熱システムを主力商品として、新しい建築文化の形成と省エネ性能向上に貢献する意向を示した。
ジャパンホームショー2025に出展
この発表に合わせて、北洲は2025年11月に東京ビッグサイトで開催されるジャパンホームショーに出展する予定だ。北洲ブースではカパロールの実物サンプルや最新の施工事例を多数展示し、来場者に最新の技術を直接体感してもらう機会を提供する。多くの方の来場が期待される。
DAWグループとは
DAWグループは1895年にドイツで設立された、ヨーロッパを代表する建築用塗料メーカーであり、130年以上の歴史を持つ。このグループは、1957年に世界で初めて断熱材を発明するなど、常に革新を続けている。また、ヨーロッパで高く評価されている外断熱システムの一つで、持続可能な住環境を実現することに貢献してきた。
北洲の強み
北洲は、住宅建設・リノベーションの両事業を展開しており、これを通じてお客様に高品質な資材を提供することに尽力している。「カパロール」だけでなく、高耐久性の「PERGO」ラミネートフロアの輸入販売においても、国内外の優れた資材を確保し、全国に配信している。
今後も北洲は、建設・資材事業を通じて日本の建築市場に貢献していく。ブランド統合により、より広範なニーズに応えることが可能になることが期待される。