日立が新サービス「JP1 Cloud Service/Observability」を発表
2023年7月31日、日立製作所はシステム運用管理サービス「JP1 Cloud Service」に新サービス「JP1 Cloud Service/Observability」を追加し、販売を開始しました。この新サービスは、アプリケーションの動作をリアルタイムで監視し、AIを利用して障害の原因を迅速に特定します。これにより、運用管理者は迅速に対応し、問題解決の時間を短縮できるようになります。
新サービスの特長
新サービスは、アプリケーションやITインフラの状況を多角的に監視することができます。具体的には、CPU使用率や応答時間、エラー率などのメトリクスをはじめ、イベントやトレースといったデータを組み合わせてリアルタイムで可視化します。これにより、運用管理者は、障害の原因やその影響範囲をより正確に把握できるようになります。
さらに、AIを駆使して障害の起こりうる前兆を早期に検知する機能も搭載されており、微細な異常も見逃さずに検知できます。このように、システム全体の可視化によって、運用判断が迅速かつ的確に行えるようになります。特に、複雑なIT環境においては、様々な監視対象の相互関係を把握することが極めて重要です。
市場背景
近年、企業のデジタル化が進む中で、ITシステムはますます複雑化しています。クラウドサービスやマイクロサービス、コンテナ技術の登場によって、企業が利用するシステムは多様化・分散化しているため、障害発生時の原因分析や影響判断が難しくなっています。これにより、事業継続の観点からも、障害の原因を迅速に特定し、適切な対応を行うことが求められています。
企業の取り組み
日立は「JP1 Cloud Service/Observability」を提供することで、こうした市場ニーズに応えると同時に、運用管理の高度化にも寄与します。運用データを活用し、AIを活かした可視化や自動化の機能を拡張し、より効率的な業務運用を実現します。また、IBMの「Instana」との連携により、複雑なシステム環境でも高い可用性を持つ運用が可能になると期待されています。
今後の展望
日立は、今後さらなる運用管理の高度化を目指し、「Hitachi Application Reliability Centers(HARC)」などのプログラムを通じて、複雑化したシステムのモダナイズを進めていきます。運用改善が持続的に進むことで、社会インフラに必要なレジリエンスを備えたシステム運用が実現されるでしょう。
「JP1 Cloud Service」は、さらなるサービスの向上を目指し、日立の専門知識を活かして、クライアントのニーズに合わせた柔軟なシステム運用を実現していきます。今後の展開にも注目が集まります。
価格と販売時期
新サービスの詳細な価格設定や販売に関する情報は、公式ウェブサイトでご確認ください。管理対象となる仮想サーバにつき、10ライセンス以上の契約が必要となります。
お問い合わせ先
新サービスに関する具体的なお問い合わせは、日立製作所の公式ウェブサイトから行うことができます。詳細は
こちら をご覧ください。