Kamakura Foods、和田フードテックが日本市場へ進出するために4億円調達

Kamakura Foods Limited、日本へ進出



香港を拠点とするKamakura Foods Limited(カマクラフーズリミテッド)とそのグループ会社である和田フードテック株式会社は、2023年度に日本市場への展開を強化するため、約4億円の資金を調達したことを発表しました。これらの資金は、香港、シンガポール、日本の投資家や企業から集められました。

この投資資金は、同社が展開するホットチェーン弁当自動販売機「和田弁当」の成長を支援し、日本市場への参入を加速する目的で利用されます。特に、これまでの外食や中食産業が直面している原材料費や人件費の上昇によって、安定した食事提供が困難な状況にある中、Kamakura Foodsは新しい食流通の形を提案しています。

新しい食流通の形を提供



同社のビジョンは、「AIoT Hot-chain FoodTech」による分散型フードサービスプラットフォームの実現です。温蔵式自動販売機を駆使し、食品製造者と消費者を直接結び付けることで、効率的かつ効果的な食品流通を目指しています。これにより、消費者は新鮮な弁当をいつでも手軽に購入でき、製造者は販売チャネルの拡大が可能となります。

資金調達ラウンドには、New Vision Capital Partners、Gravity Capital Partners、EthAum Venture Partners、Kanada FoodTechといった香港・シンガポールの投資者が名を連ねており、日本の事業パートナーである原田産業株式会社からも大きな支援を受けています。この連携により、Kamakura Foodsは、日本市場特有のニーズにも応じたサービスを展開し、さらなる技術改良を実現しようとしています。

日本市場進出の期待



Kamakura Foods LimitedのCEOであるジェイソン・チェン氏は、資金調達が実現したことに対し感謝の意を表し、「この支援により、日本市場での拡大を迅速に進めることが可能になります。新たに提供する販売チャネルを通じて、日本の食品業界に貢献できることを非常に楽しみにしています」とコメントしています。

この取り組みは、Kamakura Foodsのみならず、参加している各企業にとっても、新たなビジネスチャンスを生む火種となることでしょう。日本の消費者にとっても、利便性の高い食品提供の選択肢が広がることが期待されています。

会社概要



Kamakura Foods Limitedは、2018年に設立された企業で、主要な事業としてホットチェーン自動販売機の製造およびフードテックプラットフォームの展開を行っています。本社は香港南区のサイバー港に位置し、観光名所やビジネスエリアに近接しています。また、和田フードテック株式会社は2023年に設立され、日本国内におけるホットチェーン自動販売機プラットフォームの展開を目指しています。これにより、両社は相互に補完しながら成長を図っていく計画です。

今後の展開



日本における事業拡大の足掛かりとして、Kamakura Foodsは新たな技術改善とサービス提供の向上を進め、ユーザーにとってより便利で魅力的な食品サービスを提供していくことでしょう。これからの展開に期待が寄せられています。

会社情報

会社名
和田フードテック株式会社
住所
大阪市北区角田町8-47 阪急グランドビル26階
電話番号
070-6568-7324

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