リプロキャリアと全トヨタ労連、女性活躍に向けた新たな一歩
一般社団法人リプロキャリア(東京都港区、代表理事・平陽子)は、全トヨタ労働組合連合会(全トヨタ労連)と協力し、女性役員を対象にしたセミナーを開催しました。このセミナーは、自動車総連の中央委員会開催にあわせて実施され、女性が働く環境の向上を目指す取り組みの一環です。
セミナーの開催背景
全トヨタ労連は、約36万2千人の組合員を擁し、307の労働組合で構成されています。その中で多様性の推進に取り組んできましたが、女性の活躍を促進するための具体的な施策には課題があるとの声も挙がっていました。
このような状況を打開するため、女性役員が集まる機会を利用して、何か付加価値を提供できないかという思いから、リプロキャリアとの交流が生まれました。
セミナーの詳細
このセミナーは2025年1月9日に実施され、参加者は全トヨタ労連に所属する21名の女性役員です。企業の規模は数千人から500人未満まで様々で、製造や販売、物流を含む多岐にわたる業種から参加しました。
内容は、女性の活躍に関する座学やトークセッション、さらにはランチを交えたネットワーキングで構成されました。特に、参加者が自由に意見交換できる環境を整え、生の声を聞くことを重視しました。
現場の声を反映
本セミナーでは、参加者から出た本音の意見が多くの示唆を与えました。女性役員が抱える悩みや課題、具体的な環境の問題について真剣な意見が交わされました。その中からは、女性が一人で壁を崩すことの厳しさ、そして自らの迷いについての率直な声も聞かれました。
「女性だから」という理由だけで女性活躍に責任を負うことへの限界を感じる意見もあり、参加者同士が共感し合う姿が印象的でした。このような本音の共有を通じ、今後の戦略について考えるスタート地点に立つことができました。
セミナー後の反響
セミナーを終えた参加者からは前向きな感想が多数寄せられました。多くの方が専門的なネットワークが薄い中での交流の重要性を口にし、今後の取り組みについての意欲を示しました。「女性が多ければ意見が言いやすい」と語る参加者もいれば、ジェンダーギャップについて男性とも真剣にディスカッションしたいとの声もありました。
セミナーの形式についても、「話しやすかった」と評価され、これからの取り組みについての期待感が高まりました。
今後の展望
リプロキャリアは、今後も女性の活躍推進に向けた活動を強化し、様々な労働組合と連携を深めていく方針です。多様性が根付く職場環境を作り出し、すべての人々がより良い未来を共に築くための支援を続けていきます。
お問い合わせ
一般社団法人リプロキャリアの広報担当は平陽子で、メールアドレスは
[email protected]です。リプロキャリアは、組織開発やダイバーシティに関するサービスを提供し、企業のニーズに応じた研修やワークショップを行っています。