近年、リモートワークが一般化する中、岡三証券グループは従業員がどこからでも顧客に近づける環境を求めています。わずか数年前、COVID-19の影響で営業担当者1,700人が短期間でリモートワークに移行せざるを得なかった際に、ゼットスケーラーが提供するゼロトラストセキュリティソリューションが重要な役割を果たしました。このソリューションは、特に多様なデバイスからのMicrosoft 365アクセスを安全に行うために決定的でした。
岡三証券はもともとVPNの導入を検討していましたが、接続キャパシティの不足やセキュリティへの懸念オを受けて、ゼロトラストネットワークモデルに切り替えました。実際、最初はクラウドプロキシサービスでの実証実験を行っていましたが、その過程でパフォーマンスの低下に直面しました。その結果、ZIAの優れた性能に気づき、迅速に導入を決定しました。
設計は2020年10月に始まり、翌年1月には本格稼働を開始。約3,300のデバイスが利用可能で、社内のインフラとともにリモートワークをシームレスに実現しました。この取り組みによって、運用負荷は20%減少し、安定したリモート勤務環境が整ったのです。
さらに、ZIAの導入によって、企業は新拠点の設立時にかかる時間とコストを大幅に削減できるようになり、スピード感を持った店舗戦略の実行が可能になりました。これにより、リモートワークの実施はもちろん、社内システムの安定運用も実現しました。このように、Zscalerの導入3年半で、必要な機能を揃え、多くの特典を受け取った岡三証券グループは、今後も同社の製品の可能性を広げていく計画です。
特に、リモート勤務において重要な役割を果たすと考えられる「Zscaler Private Access(ZPA)」の導入も視野に入れています。同社は、ゼットスケーラーのクラウドセキュリティプラットフォームを用い、運用の効率化とコスト削減を目指します。
最終的に、ゼットスケーラー株式会社の金田博之代表取締役は、岡三証券の信頼に感謝の意を表し、今後も安定したサポートを提供し続ける意向を示しました。
この取り組みは、岡三証券グループが業務効率を向上させ、リモートワークの未来を切り開く重要な一歩と言えるでしょう。