新社屋に込めた思い
2024-01-31 10:00:03

梶川建設が新社屋を完成、働きやすさを追求した環境が誕生

梶川建設の新社屋、未来を見据えた働きやすさの追求



愛知県碧南市に位置する株式会社梶川建設が、2023年12月に新社屋を完成させました。この新しいオフィスは、創業119周年を迎えるにあたり、主に社員の働きやすさを追求したものです。新社屋の主つなぎになる理念「Shared Knowledge Dock(知の共有拠点)」は、会社の歴史と将来を結びつけ、従業員そのものが快適に働けるよう工夫されています。

企業の成り立ちと新社屋構築の背景



梶川建設は1905年に造船所としてスタートし、119年にわたり日本の安全なインフラを支えてきた企業です。新社屋の建設にあたって、企業としての成長を象徴するものとなるよう、従業員を中心に考えられたワークショップも開催されました。今回のプロジェクトは、社員が自発的にアイデアを出し合うことで理想のオフィス環境を模索するものでした。

「知の共有拠点」とは



新社屋は「Shared Knowledge Dock」をテーマに設計されており、これは会社に関わる全ての人の知識と経験を集約し、情報を簡単にキャッチアップできる場を目指しています。造船所のドックをイメージした設計は、梶川建設のルーツを象徴しています。コミュニケーションを重視したデザインが施され、個々の業務を効率的に行うための工夫も盛り込まれています。

新社屋の設計と空間構成



新社屋の敷地面積は1647.39㎡、延べ面積は1293.90㎡で、鉄骨造の地上二階建てです。設計を手がけたのはBANET inc.とKAMIJIMA Architects、構造設計はohaが担っています。特徴的なのは、執務室が一室空間として設計され、社員同士の状況が把握しやすい構造です。会話のエリアや集中作業が行える個人席も設けられており、仕事環境が大きく改善されています。

造船業のDNAを表現



社屋の設計には、創業時の造船業に関連した要素が取り入れられ、門型架構の露出によりその歴史を感じさせます。このように構造躯体を見せることで、社内にも現場感を持たせ、従業員の一体感を育む設計が実現されました。

中庭を活用したコミュニケーションの場



新社屋の中心に設けられた中庭と食堂は、社内コミュニケーションの核となるエリアです。食堂を必ず経由する動線が組まれ、現場勤務の人々と内勤者の接点を容易にする形になっています。さらに、飲食の場だけでなく、地域向けイベントにも活用される予定です。

未来に向かって



代表取締役の梶川光宏氏は、新社屋の完成を受けて、社員間のコミュニケーションがより円滑に行えるようになったとコメントしています。コラボレーションを促進するこの新しい環境の中で、従業員はさらなる成長を遂げることでしょう。梶川建設は今後も、造船所からの長年の経験を活かし、日本の街やモノづくりに貢献し続けると明言しています。

その他の取り組み



同社はまた、ブランドデザインの刷新も進めており、2022年には新たなブランドスローガン「Build Happiness」を掲げています。これに基づく新たなロゴデザインやウェブサイトが発表され、アニメーションによる表現も充実しています。これにより、建設業界のイメージを一新し、より魅力的な企業イメージの構築を目指しています。

まとめ



梶川建設の新社屋は、社員一人一人の声を反映した働きやすい環境を提供するだけでなく、企業の成り立ちや歴史を感じさせるデザインが特徴です。これからの100年を見据え、会社全体での成長と社会貢献に向けて、次なるステージへと舵を切る新たな拠点が誕生しました。

会社情報

会社名
株式会社 梶川建設
住所
愛知県碧南市尾城町2丁目51番地
電話番号
0566-48-3688

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