ロベコがブルームバーグでSDGスコアを公開し、サステナビリティ投資を強化
ロベコがブルームバーグ端末でSDGスコアを提供
2024年9月19日、ロベコは同社が算出した持続可能な開発目標(SDG)スコアをブルームバーグ端末で利用可能にしたと発表しました。この取り組みは、ロベコが2022年に立ち上げた「サステナブル投資(SI)オープンアクセス・イニシアティブ」における重要な節目となっています。このイニシアティブにより、ロベコは30,000社以上の企業のSDGスコアを無料で公開し、利用者がサステナビリティに関する情報にアクセスできる環境を整えています。
ロベコは、25年以上にわたってサステナブル投資に取り組んできた資産運用会社です。このSDGスコアは、企業が国連の持続可能な開発目標にどの程度貢献しているかを評価するために設計された、堅牢かつ透明性のある評価フレームワークを基盤としています。このスコアは、クレジットや株式、インデックス戦略の運用の中心となり、企業のSDGに対する取り組みを把握するための基準となります。
ブルームバーグのサステナブル・ファイナンス・ソリューション担当責任者であるPatricia Torres氏は、サステナブル投資の需要が高まる中、このデータが投資家に対して重要な知見を提供すると述べています。彼女は、ロベコのSDGスコアをブルームバーグ端末に搭載することが、ユーザーが自らの投資がサステナビリティ目標に与える影響を評価する手助けになると強調しました。この取り組みは、金融コミュニティに必要なツールを提供し、情報に基づく意思決定を促進することを目的としています。
ロベコのサステナブル投資責任者であるCarola van Lamoen氏も、このSDGスコアの提供に関し、データの質を向上させ、投資家が企業の社会的および環境的インパクトを考慮した判断を行えるようになると語っています。これにより、投資家はより透明性の高い情報をもとに、インパクト重視の投資を行うことができるようになります。
ブルームバーグのユーザーは、{ESGD ROBECO}の機能を用いることで、ロベコのSDGスコアを簡単に確認できます。この画面では、モニタリング機能やエクセルアドインといった一連の機能が提供され、さらなる分析が可能になります。また、ロベコの全SDGスコアを含むワークシートを作成するには、{WSL ROBECO}を実行すればいいでしょう。
SDG評価フレームワークの詳細
ロベコのSDG評価フレームワークは、SDGsの17の目標およびターゲットと企業の関連性を系統的に評価するための強力なツールです。このフレームワークに基づいて各企業の総合SDGスコアが算出され、投資家はこの情報を用いてより良い意思決定を行うことができます。これにより、投資家は環境や社会的な課題に取り組む企業をサポートしながら、リスクを低減し新たな機会を見出すことが可能となります。
ロベコについて
ロベコは1929年に設立された専業の資産運用会社で、オランダ・ロッテルダムに本社を置いています。世界各地に16の拠点を持ち、1995年からはサステナブル投資の先駆者として活動してきました。ロベコは、サステナビリティ、ファンダメンタル、クオンツのリサーチを融合し、機関投資家や個人投資家に多様なアクティブ運用戦略を提供しています。2024年3月31日現在、ロベコの運用資産総額は約1,940億ユーロに達し、その内1,900億ユーロにはESG要素が統合されています。さらに、ロベコ・ジャパン株式会社として2013年に日本法人も設立され、日本市場にも幅広く展開しています。
この記事は、2024年9月19日にオランダ・ロッテルダムで発表されたプレスリリースをもとにしています。
会社情報
- 会社名
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ロベコ・ジャパン株式会社
- 住所
- 東京都港区六本木1-4-5アークヒルズサウスタワー6階
- 電話番号
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