三陽工業、社員の挑戦を支える新しいキャリア支援制度を発表

三陽工業が新しいキャリア支援制度を導入

兵庫県明石市に本社を構える三陽工業株式会社は、2025年10月1日から社員のキャリア形成を支援する「立候補制度」を全面的にリニューアルすることを発表しました。この制度は、社員個々の「挑戦したい」「成長したい」といった想いを尊重し、それに応えるために設けられています。

リニューアルの背景

従来の「立候補制度」は希望するポジションへの立候補が中心でしたが、リニューアル後は新規事業の提案や新規部署・拠点の設立など、社員が挑戦できる幅が広がります。このような進化の背景には、三陽工業が大切にしている「寄り添いの文化」があります。企業は制度に頼るのではなく、日々の業務や対話を通じて社員をサポートし、自然とキャリアアップが実現できる環境を整えています。

従来の制度は多くの場合、十分に活用されていないことがあり、社員の想いや意思を受け止めるための“受け皿”に留まっていたのが現実です。このため、今回のリニューアルでは、制度の役割を再定義し、より柔軟で実効性のある形へと進化させることとなりました。

新しい制度の運用方針

三陽工業では、全ての社員の「挑戦したい」「成長したい」という志向を最も重要視しています。リニューアルにあたり、社員が自らの意思で新しい挑戦を提案できるように、制度の枠組みを大幅に拡充しました。今回の制度は、社員の可能性を拡げる“土台”であり、職種や役職にとらわれず多様な挑戦を促します。具体的には、「新規事業の提案」「部署や拠点の新設」、「次世代人材の育成」などの新たな挑戦が可能になります。

社員が自分の将来を描けるような環境を整えることで、キャリア形成を会社主導ではなく、社員自身の主体的な意思によって進めていくことを目指します。

新立候補制度の内容

新しい制度では、社員それぞれの「こんなことに挑戦してみたい」「こんな役割を担ってみたい」といった想いに基づき、より柔軟かつ多様な選択肢が提供されます。社員は所定のフォーマットを通じて自ら立候補することができ、自分の想いを直接会社に伝える仕組みが整っています。

今後の展望

三陽工業は、社員の挑戦と成長を企業の持続的発展の要だと位置づけています。今回の制度改訂は、単なる人事施策ではなく、「社員の声を基に組織を動かす」という文化を根付かせるための重要な一歩です。特に、本制度は製造派遣事業で活動する社員にも適用されるため、全社員の挑戦意欲に応える企業姿勢が表れています。

今後は、提案から実現までの過程や、それを支えるサポート体制を可視化し、挑戦が歓迎される風土を醸成していく予定です。三陽工業は「やったことがないことに挑戦する」というビジョンのもと、社員の意志を尊重し、その実現を支援する姿勢を変えません。将来像を描ける環境を整えることこそが、本来のキャリア支援の在り方です。今後も社員の声に耳を傾け、彼らの挑戦を後押しする企業文化の醸成に努めます。