福岡社会保険労務士法人がkrewシリーズを導入し業務効率を向上

業務効率化の新たな一歩

福岡市博多区に位置する福岡社会保険労務士法人が、助成金申請や労務手続きなど多様な業務を管理するために、株式会社SACCSYのサポートのもと、krewシリーズを導入しました。これは、創業50年以上の業務を持つ同法人が抱えていた課題を解決するための重要なステップであり、業務効率の向上を目指した取り組みの一環です。

導入の背景と経緯

福岡社会保険労務士法人は、業務量の増加に伴い進捗状況や工数を把握するのが困難な状況が続いていました。多くの情報が分散し、特に助成金関連の業務は、種類ごとに異なる期限やルールがあるため、従来のスプレッドシートでの管理は非効率でした。
このような状況から、業務の可視化を図るために、まずはkintoneを導入して管理業務の標準化を進め、その後、krewシリーズに移行しました。krewDataとkrewDashboardは、進捗や工数、売上をまとめて管理するための強力なツールです。

選定理由

kintone上に蓄積されたさまざまなデータをより活用するため、「業務に活かしやすい形でまとめたい」というニーズが生まれました。情報を数えるのが手間であったため、krewシリーズは導入選定を後押ししました。その理由として、krewDataの柔軟なデータ加工能力とkrewDashboardのリアルタイムな可視化の表現力がありました。これにより、士業特有の複雑な業務フローでも自社のニーズに合わせた環境を構築できたのです。

活用内容

現在、福岡社会保険労務士法人では、以下のような仕組みが整備されています。各スタッフは進捗状況や工数、売上をリアルタイムで確認できるようになり、情報共有が円滑になりました。

- 日報と売上を連携し、顧客ごとの工数を把握
- マーケティングデータをダッシュボードで分析し、問い合わせ導線を最適化

全スタッフが同じデータを扱えることで、業務改善が進みやすくなり、組織全体のパフォーマンスが向上しました。

KrewDashboardによる売上情報

効果と今後の展望

krewシリーズを導入した結果、業務データの可視化により、担当者ごとの業務負担を把握しやすくなりました。これにより業務配分を見直し、質の高いサービスを提供することが可能となっています。また、顧客別の工数と売上を比較することができるようになったため、契約内容の見直しにもつながっています。

今後は、蓄積したデータを元に人員配置の最適化を進めるほか、生産性の向上を図る仕組みの強化を図っていく予定です。 AIやデータ分析の高度化にも取り組み、顧問先企業へのクラウド導入支援の強化を視野に入れています。