イオンディライト技術コンテストの成果
2025年11月11日、イオンディライト株式会社が主催する「第7回 イオンディライト技術コンテスト【警備の部】」が盛況のうちに開催されました。スミい音楽のようにハーモニーを描く警備業界の各チームが、技術革新に挑むこのイベントは、日本国内をはじめ、中国やASEAN諸国からも参画があり、全14チームが賞を目指して競い合いました。
参加チームは、以下の4つのテーマから一つを選び、各自の取り組みと成果を発表しました:
- - 警備業務の適正化と確実性向上
- - お客様満足度向上の取り組み
- - 新たな価値創造の模索
- - 環境変化に応じた新ビジネスモデルの構築
会場では、それぞれのチームが直面した課題や、その克服に向けた創造的な解決策を活発に議論しました。技術コンテストにおいては、従来の枠を超えた新しいアイデアが共有され、業界全体の発展に向けた実践的な事例が多く紹介されました。
最優秀賞の発表
厳正な審査の結果、関東支社代表チームが最優秀賞を獲得しました。このチームは、施設名「ゆみ〜る鎌取ショッピングセンター」における警備業務をサポートする「サンエス警備保障株式会社」のメンバーです。
彼らは「サンエス・オールハッピーシステム」による業務改善を発表しました。この取り組みでは、人為的ミスを防ぐために勤務指示やシフトの確認をアプリで自動化し、従来の業務プロセスにかかる手間を大幅に軽減。これにより、勤務ミスが無くなり、結果としてお客様からの信頼度が向上しました。現場での業務にかける時間が増え、警備の質も格段に向上したということです。
その他の受賞チーム
優秀賞を受賞したのは、以下のチームです:
1.
永旺永楽服務管理集団有限公司(中国)
発表テーマ:「可視化認知と機動対応による複合施設消防の『リミット5分間』を再構築」。
2.
中四国支社代表チーム(ALSOK山口株式会社)
発表テーマ:「グローバル環境への『存在感の発揮』について」。
3.
環境整備株式会社
発表テーマ:「高齢警備隊員のケアについて〜女性警備隊の活躍〜」。
特別賞
特別賞は「関西支社代表チーム」に授与され、「大阪・関西万博保安警備における課題とその解決策」が高く評価されました。このチームは、警備業務における多文化交流への対応や体調管理の重要性を強調し、安心・安全な警備体制を確立しました。
企業の総括
イオンディライト株式会社の取締役兼専務執行役員の宮前氏は、本大会を通じて、多様な取り組みが評価されたことを深く感銘を受けたと述べています。人手不足が深刻化する中でDXの推進が急務である一方、「人の力」もまた不可欠であると彼は強調しました。また、参加者一人一人の努力と成果を正当に評価し、今後も人材育成に尽力する意向を表明しました。
この技術コンテストは、警備業界の未来に向けた貴重な一歩として位置付けられ、今後の更なる革新と成長への期待が高まります。引き続き、各チームの挑戦が業界の新たな風を吹き込むことでしょう。