名古屋グランパスの新たな取り組み
名古屋グランパスがスタジアム来場者の観戦体験をより良いものにするため、新たな試みを始めています。この取り組みは、先端デジタル技術を活用した3Dナビゲーションアプリの実証実験を含んでいます。スタートアップ企業であるVRTalk株式会社と連携し、観客が迷うことなくスムーズに試合を楽しめる環境作りに力を入れています。
実証実験の概要
この実証実験は、名古屋グランパスがニーズ企業となり、VRTalk株式会社がシーズ企業として支援する形で進められています。具体的には、日本最大級のオープンイノベーションプラットフォーム「AUBA」の運営元である株式会社eiicon(エイコン)と愛知県がタッグを組み行われているのです。2024年のアジア競技大会に向けて、観客の利便性向上を目指した一環として位置付けられています。
実施日と内容
この3Dナビゲーションアプリは、すでに先日実施された明治安田J1百年構想リーグの清水エスパルス戦で試験運用された後、2月21日(土)のV・ファーレン長崎戦でも実証実験を行う予定です。この実験では、ボランティアスタッフがアプリを用いて来場者を座席まで案内し、アプリの使用感や意見をアンケート形式で収集します。これは今後の導入に向けた評価へと繋がる重要なステップです。
ボランティアスタッフの役割
この取り組みに参加するボランティアスタッフは、事前にアプリをインストールしたスマートフォンを装備し、観客に見せたり直接渡す方法で誘導を行います。このようにして観客はより直感的に迷わず座席に到達できるようになります。尚、アプリのテストは一般公開を避けて行われ消費者のフィードバックによる改善が期待されています。
VRTalk株式会社の背景
VRTalk株式会社は、東京都渋谷区を拠点にVRやAR、さらには生成AI技術を駆使したデジタルツインソリューションの開発に取り組むスタートアップです。幅広い産業領域において空間のデジタル化と可視化を促進し、AIとの融合によるインタラクティブな体験を提供することを目指しています。グランパスとのコラボレーションもその一環と言えるでしょう。
愛知県のデジタルアイランドプロジェクト
この実証実験は愛知県が進める「あいちデジタルアイランドプロジェクト」の一環でもあります。特に2026年のアジア競技大会に向けて、国内外のテクノロジー企業やスタートアップを誘引し、先端デジタル技術の実証実験の場を提供しています。名古屋グランパスの取り組みは、このプロジェクトの中で地域発展にも寄与することが期待されています。
未来への展望
名古屋グランパスは、技術の導入を進めることで、スタジアム来場者にさらなる快適さを提供すべく邁進しています。観客が楽しく、そして迷うことなく試合を観戦できる環境の実現はファンを大切にする姿勢の表れでもあり、今後もこうした取り組みを継続していくことでしょう。このように、先端技術を利用した新しい観戦体験への架け橋が着実に築かれていくのです。