トリプルコラボ!叡山電鉄100周年を祝う新プロジェクト
叡山電鉄株式会社、京都精華大学、そして京都芸術大学の三者は、叡山電車の開業100周年を機に新たなプロジェクトを発表しました。この連携プロジェクトは、地域の貢献と学生たちの学びを深めることを目的としており、来たる2025年度に実施される予定です。
プロジェクトの背景
叡山電鉄は、これまで地域の歴史や文化に密接に関連しながら多くの人々に愛されてきました。その100周年を迎えることを記念し、地域活性化に寄与する取り組みとして、今回は京都精華大学と京都芸術大学とのコラボレーションが実現しました。
プロジェクトのテーマ
このプロジェクトでは、以下の二つのテーマが設定されています。
1. 「鞍馬地区の活性化」ソーシャルデザインプロジェクト
このテーマでは、学生たちが鞍馬地域の状況を理解し、地域の人々と協力して活性化に向けた提案を行います。具体的には、フィールドワークを通じて地域の課題を探り、実際に授業を開講しながら地域の人々の意見を聞き、それを元に新しい企画をまとめます。実施は、両大学の教員である国際文化学部の白井裕子教授と芸術学部の吉岡恵美子教授が指導にあたります。
2. 「未来のえいでん」作品制作プロジェクト
このテーマでは、叡山電鉄の歴史や文化をテーマにした作品制作を行います。学生たちは、地域の人々や歴史に寄り添ったクリエイティブな視点で作品を生み出し、それを駅や車両などに展示することで、利用者と地域のつながりを深めます。
実施期間と今後の発表
このプロジェクトは、2025年4月1日から2026年3月31日までの1年間にわたって行われます。具体的な実施日や展示内容については、今後の発表を待ちましょう。
その他の取り組み
叡山電鉄の100周年記念事業には、カウントダウンモニターの設置やフォトコンテスト、運転体験会、さらにはスマホ向けゲームなど、多様な企画が含まれています。これらすべてが、叡山電鉄に対する関心を高めることを目的としています。
教員紹介
白井裕子教授は、東南アジアの地域研究や住民参加型の取り組みを重視し、実践的なアプローチで地域研究に取り組んでいます。一方、吉岡恵美子教授は、美術館での企画展や国際的な芸術プロジェクトに携わり、アートを通じた地域貢献の重要性を実感しています。
このプロジェクトは、地域の社会的な課題解決に向けた新たな動きであり、学生たちの学びを深め、地域との関わりを強化する貴重な機会となるでしょう。今後の展開に大いに期待が寄せられています。