株式会社電算システムホールディングス(以下「電算システムHD」)のグループ会社である株式会社電算システムは、クラウドファンディング型ECサービス「Kibidango」を運営するきびだんご株式会社と業務提携し、観光・地域創生プラットフォーム事業で協業することを発表しました。
電算システムHDは、岐阜県岐阜市に本社を置く情報サービス事業などを展開する企業です。同社は、近年、地域活性化に力を入れており、観光・地域創生プラットフォーム事業を推進しています。
きびだんご株式会社は、2013年にクラウドファンディング型ECサービス「Kibidango」を開始しました。同社は、海外のスタートアップやクリエイターの日本進出プロジェクトを支援する「きびだんご海外面白商品探索部」事業を通じて、300件以上の海外プロダクトを日本で紹介してきました。
今回の業務提携では、両社は「DSK観光・地域創生プラットフォーム」構想に基づき、以下の4つのテーマで協業していく予定です。
1. クラウドファンディング型ECサービス「Kibidango」を活用した観光・地域創生プロジェクトの企画開発・組成、並びに、Web3(
1)、DAO(2)を活用したプロジェクト運営の検討及び、きびだんご社会員に対するマーケティング活動。
2. きびだんご社のECプラットフォームを活用した、観光商材・地域産品・NFT(
3)やふるさと納税の、きびだんご社会員に対する販売促進活動。
3. 日本円連動ステーブルコイン(4)『JPYC』等、ステーブルコインを活用したプロジェクト支援金やEC代金の決済、及びプロジェクトオーナーへの国内外送金システム基盤の、企画開発・実装、並びに、きびだんご社会員に対するステーブルコインの利用促進。
4. インバウンドへの展開として、外国人支援者に対する上記各項目の推進。
電算システムHDは、本業務提携を通じて、観光・地域創生プラットフォーム事業を強化し、岐阜県から日本全国へ展開していくことを目指しています。
1 Web3(ウェブスリー)とは、ブロックチェーンという分散型テクノロジーを基盤としたインターネットの次世代形態。
2 DAO(ダオ)とは、Decentralized Autonomous Organization(ディセントラライズド・オートノマス・オーガナイゼーション/分散型自律組織)の略で、ブロックチェーン技術を用いて運営される、中央集権的な管理者や組織構造を持たない組織のこと。
3 NFT(エヌエフティ)とは、Non-Fungible Token(ノンファンジブル・トークン/非代替性トークン)の略で、ブロックチェーン技術に基づくデジタル資産の所有証明。
4 ステーブルコインとは、価値が法定通貨に連動しているデジタル通貨のこと。
電算システムHDとKibidangoの業務提携は、観光・地域創生という共通の目標を持つ企業同士の強力な連携として注目されます。Kibidangoのクラウドファンディングプラットフォームと電算システムHDが持つ地域ネットワークを組み合わせることで、今までにない魅力的なプロジェクトが誕生する可能性を感じます。
特に、Web3やNFT、ステーブルコインといった最新技術を活用した取り組みは、今後の観光・地域創生において重要な役割を果たすでしょう。地方の魅力を再発見し、新しい価値を生み出すことで、地域経済の活性化に貢献していくことが期待されます。
本提携が成功すれば、他の企業や団体も同様の取り組みを始める可能性があり、日本の観光・地域創生は新たなステージへと進むことになるでしょう。今後、両社の連携がどのように展開していくのか、注目していきたいと思います。