野村AMがUntroDと新ファンド運用を開始
野村アセットマネジメント株式会社(以下「野村AM」)は、このたび「UntroD野村クロスオーバーインパクトファンド」の運用をスタートし、ファースト・クローズを完了したことを発表しました。この新しいファンドは、経済的価値の追求だけでなく、社会に良い影響を与える革新的な技術の社会実装を促すことを目的としたインパクト型のクロスオーバー投資を行います。これにより、上場前のレイト・ステージおよび上場後の成長を一貫して支援することを目指します。
投資のターゲットとアプローチ
「UntroD野村クロスオーバーインパクトファンド」は、国内の研究開発型スタートアップ企業を主な投資対象としています。特に、ヘルスケアやバイオ技術、ロボティクス、農業、環境エネルギーなど、人類と地球が直面する課題解決に取り組む企業に注目しています。これらのスタートアップ企業は社会問題の解決に寄与する重要なプレーヤーとされており、彼らの持つ技術力が評価されることで、経済的な成長が期待されています。
運用は、UntroD Capital Japan株式会社との共同GP体制で行われ、スタートアップ企業の選定と投資を進めていくとのことです。特に、株式公開の蓋然性が高いレイト・ステージの企業をターゲットにしたラスト・ファイナンスやコーナーストーン投資を行います。これにより、成長機会を逃すことなく、スタートアップに対する資金供給を強化する計画です。
スタートアップ支援の意義
スタートアップ企業は、時に資金調達の困難さや市場の変動により成長に課題を抱えることがあります。野村AMは、長年の経験を活かし、上場企業とのコミュニケーションを通じて、これらの企業が直面する多くの障壁を乗り越える支援を行います。また、UntroD社の持つディープテック領域での豊富な投資経験を活かして、より効果的な投資戦略を構築することが期待されています。
新たな投資機会の拡大
野村AMは、この新ファンドの設立を皮切りに、プライベート領域への投資機会を広げていく方針です。市場の変化に応じて、さまざまな商品・サービスを提供し、プライベートアセット投資の専門性を高めていくことを目指しています。また、今後も多様な投資機会を通じて投資活動の好循環を生むことに貢献していく意向です。
この新しいファンドがスタートアップ企業にとっての成長の起点となり、社会的な価値と経済的なリターンの両立が実現されることが期待されます。
まとめ
「UntroD野村クロスオーバーインパクトファンド」は、野村アセットマネジメントとUntroD社による画期的な試みであり、今後の成長が大いに期待されます。このファンドを通じて、社会的な課題解決を目指すスタートアップ企業に対する支援が進むとともに、その成果が社会全体に良い影響を与えていくことが期待されるでしょう。
詳しい情報や関連するニュースリリースについては、野村アセットマネジメントの公式ウェブサイトをご参照ください。