ヤマチク、ICCサミットでの躍進
株式会社ヤマチクは、9月2日に行われたICCサミット KYOTO 2026のピッチイベント「カタパルト・グランプリ」で見事5位に入賞しました。このイベントは、業界の先駆者たちが集結し、真剣にアイデアを共有する場であり、ヤマチクの取り組みが注目を浴びました。
ICCサミット「カタパルト・グランプリ」とは?
ICCサミットは「ともに学び、ともに産業を創る」ことを目的に行われるイベントです。毎回、500名以上の登壇者が集まり、1,200名以上の参加者が熱心に交流し、学び合います。当イベントの中でも特に注目される「カタパルト・グランプリ」では、過去の入賞者や実績のあるプレゼンターが自らのアイデアを発表し、審査員が選ぶ形で入賞者が決まるという厳しい競争が繰り広げられます。
ヤマチクのプレゼンテーション
ヤマチクの代表、山崎彰悟氏が登壇し、テーマは「廃業寸前だった竹の箸メーカーが挑む、世界お箸革命」。60年以上もの間、「竹の、箸だけ」を作り続けてきたヤマチクは、現在直面する課題と新たなビジネスモデルについて発表しました。
1. 竹の箸を作り続ける理由
ヤマチクでは、30工程以上の手作業を経て、純国産の竹の箸を生産しています。竹はその持ち味として軽さとつまみやすさがあり、日本の豊かな食文化とも深いつながりがあります。ヤマチクの竹の箸は、海を越えて世界中の食卓に届けられていますが、現状では日本では輸入品にシェアを奪われているのが実状です。
2. 業界の厳しさ
日本の箸の多くが海外生産にシフトする中で、純国産の竹箸は減少傾向にあります。ヤマチクもかつては廃業寸前の状況に置かれ、低い給与で苦しんでいました。そんな状況を打破するため、山崎氏は「日本の食卓に竹の箸を戻したい」との思いから、自社ブランド「okaeri」を立ち上げました。
3. 自社ブランドの立ち上げと成果
okaeriは、ニューヨークADCやPentawardsなどの海外デザイン賞を受賞し、国内外の著名なレストランで使用されています。この取り組みは販路を広げ、取引先は400件以上、売上は下請け時代の3倍に達しました。また、竹の買取価格を引き上げる取り組みも実施し、地方の職人の収入も改善されました。
4. アジア市場への展開
現在、韓国ではヤマチクの竹の箸が人気を集めています。ステンレス製の箸が主流ですが、竹の箸が新たな食体験を提供することで、韓国市場でも急成長しています。現在、アジア地域では24億人が箸を使っており、ヤマチクはアジア各国からの問い合わせも急増中です。
5. 今後の展望
ヤマチクは、竹のお箸を用いて世界中の食体験を豊かにすることを目指しています。現在、17カ国に出荷し、売上の25%を世界市場で占める成功を収めています。今後も品質やデザインにこだわり、さらなる市場拡大を図ります。
まとめ
株式会社ヤマチクの挑戦は、ただのビジネスに留まらず、竹の箸という文化を復活させ、日本の魅力を世界に広めるための重要な一歩です。今後の活動にも期待が高まります。プレゼンテーションの詳細な動画は、
こちらからご覧いただけます。