ペイトナー、請求書サービスをkubellに譲渡
ペイトナー株式会社は、フリーランス向けの請求書受領サービス「ペイトナー 請求書」を株式会社kubellへ事業移転すると発表しました。この決定は2025年11月18日に行われた取締役会で決定され、正式な移転日は2026年1月1日とされています。
事業移転の背景
ペイトナーは、「挑戦できる、お金の仕組みをつくる。」というミッションを掲げ、これまでオンラインファクタリングサービス「ペイトナー」を通じて、多くのフリーランスや企業の金銭的な課題を解決してきました。「ペイトナー 請求書」は、多くのユーザーに利用されてきましたが、今後の成長には専門性を持つパートナーとの統合が必要であると判断。そこで、株式会社kubellへの事業譲渡を決定しました。
この移転により、ペイトナーはフリーランス向けの与信インフラの構築にさらなる力を入れ、個々の信用を活かし挑戦できる社会の実現を目指します。また、金融分野におけるイノベーションを進めることで、挑戦するすべての人に寄り添う存在であり続けることを約束しています。
ペイトナー 請求書の機能
「ペイトナー 請求書」は、法人の振込工数を減らすことに特化したサービスです。受領した請求書の回収、電子化から振込完了までの全プロセスを自動化します。また、給与や経費に関する振込データの作成から振込までの作業もサポートしており、経理業務の効率を大幅に改善します。これにより、作業ミスのリスクを軽減し、経理部門の負担を軽減します。
株式会社kubellについて
株式会社kubellは、旧Chatworkとして広く知られる企業で、「働くをもっと楽しく、創造的に」をコーポレートミッションに掲げています。ビジネスチャット「Chatwork」を運営し、社外との連携が容易な点が特徴です。
更に、チャットを通じた会計や労務、総務サービスを提供するBPaaS(Business Process as a Service)プラットフォームへの展開も行っています。2024年7月には社名をkubellに変更し、ビジネスチャットの枠を越えたサービス提供を目指しています。
事業移転に向けた採用活動
事業展開を強めるため、ペイトナーでは様々な職種での採用活動を行っています。プロダクトマネージャーや経理担当といったポジションでの募集があり、会社の成長に貢献できる仲間を求めています。興味のある方は公式サイトから応募が可能です。
ペイトナーのサービス概要
「ペイトナー」は、取引先に送った請求書をアップロードすることで、取引先に気付かれずに申請から最短10分で現金を受け取れるオンラインファクタリングサービスです。2025年10月時点で、累計申込件数は500,000件を超える人気を誇っています。
まとめ
ペイトナーの事業移転は、今後の成長戦略の一環であり、フリーランスを支える新たな基盤づくりを目的としています。これにより、利用者はより便利で効率的なサービスを享受できるようになり、ペイトナーはさらなる飛躍を遂げるでしょう。金融領域における変革を進めるペイトナーの今後に、目が離せません。