レビューマーケティングの成功事例:やまやとReviCoの戦略とは
近年、レビューマーケティングが注目される中、株式会社やまやコミュニケーションズが提供する公式オンラインショップ「博多の味 やまや」は、レビューマーケティングプラットフォーム「ReviCo」を導入しました。これにより、同社はレビューの取得数を劇的に増加させ、ペイオフに成功した事例として注目されています。
ReviCo導入の背景と課題
やまやは、これまでECサイトの標準レビュー機能を利用していましたが、多くの運用上の課題を抱えていました。具体的には、商品の品番が変更される度にレビューが引き継がれないため、効果的な活用ができない点、レビュー投稿のフローが複雑で集客が難しい現状、プレゼント企画にもかかわらずレビュー数が伸びないなどの問題がありました。
カスタマイズ性の不足、質の高いレビューを集めるための仕組みが整っていないなど、従来のシステムではレビューの質を保ちつつ、顧客の購入検討を後押しすることが困難でした。そのため、やまやはナビゲーションを容易にし、サイト売上の向上を図るために「ReviCo」を選定しました。
ReviCo導入後の成果
2025年7月からReviCoの導入が始まると、すぐに顕著な効果が現れました。以下に主な成果を整理します。
- - レビュー投稿数が前年同月比で8.35倍増加:この結果、大量のレビューが商品一覧ページに適用され、星評価や件数が埋まりました。
- - CVR(コンバージョンレート)が1.67倍:レビューを見たユーザーが非閲覧者に比べて購入する確率が高まったのです。
- - 属性に基づく設問の導入:レビュー投稿時に「ご利用シーン」「家族構成」などの設問を追加し、購入検討者が自分に近いレビュアーからの意見を参考にできるようになりました。
- - レビューの二次活用:管理画面上で「商品開発」や「コンテンツ活用」といったラベルを付与し、社内での情報共有や活用を促進しました。
- - スタッフレビュー機能の導入:社内スタッフがレビューを手軽に投稿、表示できるようになったことで、商品の訴求力が向上しています。
- - サンクスメールの送信:レビュー投稿者に感謝を伝える手順も確立し、顧客との関係がより密接なものになっています。
やまやコミュニケーションズの見解
やまやコミュニケーションズのD2C本部 本部長、丸山 真司氏は、ReviCo導入後の明らかな影響について語ります。「レビュー投稿数が8.35倍に増加し、星評価が一覧に並ぶことで、商品選びが容易になりました。特に、「ご利用シーン」や「家族構成」を設問にすることで、購入を検討している方に非常に役立っています」と述べています。
今後の展望
ReviCoは今後もEC事業者が価値の高いソリューションを提供できるよう、機能のアップデートや改善に鋭意努めていく意向です。やまやは、今回の取り組みで得た顧客の声を商品戦略に生かす方針を定めています。このように、「ReviCo」はECサイトのマーケティングにおいて革新的な役割を果たしています。 そして、やまやの成功事例は、今後のレビューマーケティングのさらなる発展を示唆しています。
会社概要
株式会社やまやコミュニケーションズは、1974年から辛子明太子の製造販売を軸に、食品事業全般を展開している企業です。福岡を拠点に、「本当に美味しい辛子明太子を皆さまに届ける」という理念のもと、安全安心で多様な食文化を提供しています。
会社情報
- - 社名:株式会社やまやコミュニケーションズ
- - 代表取締役社長:山本 正秀
- - 本社:福岡県糟屋郡篠栗町
- - 事業:辛子明太子製造販売、外食事業など
- - オンラインショップ:博多の味 やまや
これからのやまやとReviCoの戦略に、ますます期待が高まります。