LITALICO、障害者雇用を支える新たな求人広告サービスを開始
株式会社LITALICOは、障害者雇用のさらなる促進を目指し、2025年10月から完全成功報酬型の「LITALICO仕事ナビ求人広告掲載サービス」の提供を開始することを発表しました。これは「障害のない社会をつくる」というLITALICOのビジョンに基づいた取り組みであり、障害のある方が自分に合った職場と出会うための新たな選択肢を広げることを目的としています。
障害者雇用における現状
障害者雇用に関する統計によれば、新規求職申込件数や就職件数は年々増加しているものの、障害のある方の就職率は44%と依然として低い水準にあります。また、ハローワークが保有する求人の70%以上はパートやアルバイトの求人であり、正規雇用の情報を探すのが難しい状況です。一方、企業側に目を向けると、法定雇用率の達成が進んでいないことが指摘されています。ある調査によると、雇用率が50.1%に留まっている義務対象企業の約半数は、障害者の採用に専門的なノウハウを欠いているため、求人活動を行っても成功に至らないという現実があります。
このような状況を受け、LITALICOは障害者雇用における両者のギャップを埋めるために、「自分らしさとその選択肢に出会える」ことをコンセプトにした新しい求人広告サービスを展開することにしました。
LITALICO仕事ナビ求人広告掲載サービスの内容
このサービスの特徴は、全国どこでも利用可能という点です。地元の求職者を対象にした求人はもちろん、U・Iターンやリモート人材の採用も視野に入れることができます。また、完全成功報酬型であるため、掲載希望者は初期費用の負担を気にせずにサービスを利用でき、採用成功時には人材紹介よりも安価な一律10%の手数料でサービスを利用できるのが大きな利点です。
さらに、就労支援事業所と直接連携することで、応募者を一元管理できる機能を搭載し、採用活動や選考、定着に必要な情報をワンストップで取得できるコンテンツも提供します。これにより、企業が障害者雇用に積極的に取り組むための支援を行い、持続可能な雇用の実現を目指します。
LITALICOの取り組み
LITALICOは、障害のある方への就労支援サービス「LITALICOワークス」や、学習教室「LITALICOジュニア」など、障害に関連する多様な情報やサービスを提供しています。また、自社で運営するポータルサイトも活用し、障害者雇用を推進する活動を展開中です。LITALICOが培ってきた専門的な知識とネットワークを生かし、障害者がより良い働き方を追求できる環境作りに貢献していきます。
2025年10月のサービス開始に向けて、LITALICOは企業と求職者の架け橋となる新たな一歩を踏み出します。この取り組みにより、より多くの障害者が自分に合った職場と出会い、充実した職業生活を送ることができることを期待しています。