NTT XR Real Supportが国土交通省のNETISに登録！建設現場の作業を革新する新技術

NTT XR Real Supportの登録について

このたび、株式会社NTT QONOQ（コノキュー）が提供する遠隔作業支援ソリューション「NTT XR Real Support」が、国土交通省の新技術情報システムNETISに登録されました。これは、建設業界での作業効率を向上させるための新たな技術として期待されます。2025年4月28日付で正式に認可されたこの技術は、特に熟練技術者による教育や指導を遠隔で行うための手段として評価されています。

NETISとは

NETISは、新技術を公共工事に活用するための情報データベースで、建設現場の技術水準を向上させるために設立されました。この公的なプラットフォームでは、最新の技術情報が共有され、事業者はその技術を導入した際のフィードバックを行うことができます。

NTT XR Real Supportは、特に「技術継承」「人手不足」「安全確保」といった課題を解決するために開発されたソリューションです。従来の方式では熟練技術者が現場に出向く必要がありましたが、高度なXR技術を用いることで、遠隔地から作業者へ直接指示を出すことが可能となりました。このため、移動の手間が省け、コスト削減にもつながります。

NTT XR Real Supportの特徴

このソリューションでは、3Dデータに基づいたマニュアルや指示が、現場のデバイスを通じてリアルタイムで表示されます。具体的には、WEBブラウザからの簡単な操作で、打点や描画を行い、それが現地の機器に反映されます。これにより、指導者は「ここを見てほしい」という具体的な指示を直感的に伝えることが可能になります。

現場作業者は、紙のマニュアルを持ち運ぶ必要がなく、スマートグラスを利用して作業指示を受けることで、双手を自由に使い、作業の効率を高められるのです。さらに、このソリューションは、MiRZA、iPhone、iPad、Androidスマートフォン、Vuzix M400、HoloLens2など、複数のデバイスに対応しており、非常に柔軟性のあるプラットフォームとなっています。