全国の歴史を感じる旅へ!
2024年の夏、全国の歴史ある町並みを巡る『伝建デジタルdeスタンプラリー』がスタートします。このイベントは、昭和50年に文化財保護法が改正されたことにより誕生した伝統的建造物群保存地区、通称「伝建地区」をテーマにしたものです。2024年は伝建地区制度設立から50年という節目の年。これを記念して、全国伝統的建造物群保存地区協議会が新たな取り組みを行います。
参加者は、スマートフォンを片手に全国各地の伝建地区を巡り、デジタルスタンプを集めることができます。北は北海道から南は九州・沖縄まで、様々な地域の歴史的な街並みを楽しむことができる機会です。特に、伝統的な城下町や宿場町、門前町の文化や食を感じながら散策することで、皆さんは新たな魅力に出会えるでしょう。
実施期間と参加方法
このスタンプラリーは、2024年8月7日(水)から2026年1月25日(日)までの長期間にわたって実施されます。参加方法は簡単で、上記の参加リンクから申し込むだけ。QRコードを使用して参加申込画面へアクセスし、必要事項を記入することで、デジタルスタンプラリーに参加できます。
スタンプは5個以上集めると、全国の名産品が当たる抽選に応募する権利が得られます。名産品は、A賞として5000円相当、B賞として3000円相当のものが用意されていますので、旅の思い出に加えて、素敵な商品が手に入るかもしれません。
伝建地区とは?
伝建地区は、「周囲の環境と一体となって歴史的風致を形成している価値の高い伝統的な建造物群」として、文化財保護法によって定められた地域です。市町村と教育委員会が、歴史的な価値を持つ建物やその周辺の環境を特定し、地区として保護する仕組みになっています。令和6年8月1日現在、全国には105市町村に127地域の重要伝統的建物群保存地区が認定されています。これらの地区には約3万件の伝統的な建物や環境物件があり、日本の貴重な文化遺産として保護されています。
全国伝統的建造物群保存地区協議会の役割
この協議会は、全国の伝建地区を持つ市町村が集結したもので、1979年に設立されました。歴史的町並みの保存・活用に関する情報を収集し、同じ目標を持つ市町村同士で情報を共有することを目的としています。令和6年8月現在、協議会には105市町村が加盟しており、各地で地域文化の向上に向けた取り組みが進んでいます。
最後に
この『伝建デジタルdeスタンプラリー』で、古き良き日本の文化や歴史を感じながら新たな観光の楽しみを体験しましょう。美しい町並みや伝統的な食文化、そこで暮らす人々との交流を楽しむことで、心に残る旅の思い出が豊かになることでしょう。今後の情報にぜひご注目ください。