神嘗奉祝祭の魅力
2012-10-02 07:00:01
伊勢神宮に集う祭りの熱気と感謝 創造60年に一度の神嘗奉祝祭
60年に一度の特別な祭り「神嘗奉祝祭」
伊勢神宮が有する伝統的な祭り「神嘗奉祝祭」が、今年も開催されます。今年は60年に一度の「おかげ年」とされる特別な年であり、ご利益が倍増すると言われるこの祭りが、多くの人々を伊勢に引き寄せることが期待されています。
この神嘗奉祝祭は毎年伊勢の神宮で行われるもので、9月に実施される神嘗祭の当日に合わせて開かれます。この祭りでは、その年に収穫されたお米を神々に奉納し、豊作に感謝を示します。神嘗祭自体は、伊勢神宮で年間1500以上行われる祭りの中でも特に重要な儀式と位置付けられ、人々の注目を集めています。
昨年には内宮と外宮、両御正宮の遷御が行われ、大御神が新たな場所へ移されました。そして遷宮の翌年には御利益があるとも言われ、多くの人が伊勢を訪れます。それが「おかげ年」と重なることから、神嘗奉祝祭には例年より一層の盛り上がりが見込まれています。
魅力満載の奉納行事
神嘗奉祝祭のハイライトの一つに、全国各地から一握りのお米を持って集まる「初穂曳(はつほびき)」があります。この伝統的な儀式では、参加者たちが自らの地元で収穫した新穀を伊勢に奉納します。また、さまざまな地域のお祭り団体も一同に集まり、披露する踊りが観客を楽しませます。
たとえば、徳島の阿波踊りや山形の花笠踊り、沖縄のエイサー、岐阜の郡上おどりなど、総勢20の団体が伊勢神宮を彩ります。それぞれの祭りは、それぞれの地域の文化を象徴するもので、訪れる人々もその多様性を楽しむことができます。特に最近では、若者たちの参加が増えており、『ニッポンの心』を感じる貴重な体験だと言えます。
神嘗奉祝祭は、さらに海外メディアからも注目され、多くの特集が組まれています。国際的な関心が高まる祭りとともに、伊勢神宮への訪問者も年々増加しているのです。
今後のスケジュール
今年の神嘗奉祝祭は、10月14日(火)から15日(水)にかけて開催されます。初日の前夜祭では、16時30分から21時まで三重県営サンアリーナで踊りの披露が行われる予定です。そして、次の日の本祭では、10時から15時40分にかけて伊勢神宮外宮周辺で様々な神賑行事が実施されます。
10時から12時30分までは初穂曳が行われ、その後13時から15時40分までは全国の有名な祭り団体による踊りの披露が続きます。また、初穂曳では新穀を奉納するために、奉曳車が派遣されます。祭りの最後には、五十鈴川を使って、内宮領への新穀奉納も行われ、神々への感謝の気持ちを表すとともに、地域の一体感を生み出しています。
この神嘗奉祝祭は、伝統文化と地域の特性が織り交ぜられた祭りであり、人々の絆を育んでいます。今後もますます発展することでしょう。伊勢神宮のおかげで、私たちの日常が豊かに彩られています。ぜひ、この機会に伊勢を訪れて、神嘗奉祝祭の魅力をご体験ください。
会社情報
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株式会社TNC
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