次世代太陽電池実験
2025-01-20 14:28:48

札幌市とYKK APが連携し、次世代型太陽電池の実証実験を開始

札幌市とYKK APが連携し新たな太陽光発電実験


札幌市とYKK AP株式会社が連携協定を結び、次世代型太陽電池であるペロブスカイト太陽電池を用いた建材一体型太陽光発電の実証実験を行うことが決まりました。この取り組みは2050年までに温室効果ガスを実質ゼロにするという市の目標に向けた重要な一歩となります。

実証実験の背景


札幌市は環境省の「脱炭素先行地域」に選定され、カーボンニュートラルの実現を掲げており、この連携協定はその実現に向けた取り組みの一環です。YKK APは建材一体型太陽光発電(BIPV)の開発を進めており、特に内窓技術に焦点を当てています。これにより、エネルギー効率を高めながら、再生可能エネルギーの利用を促進することを考えています。

実証実験の概要


本実証実験は、2025年2月4日から11日まで開催される「さっぽろ雪まつり」会場で行われます。この際、ムービングハウス「SAPPORO ZERO BOX」が展示され、観客は次世代型太陽電池がどのように実際の建材に組み込まれるかを目にすることができます。また、ハウス内では札幌市の取り組みや情報発信も行われる予定です。

連携の詳細


この協定では、具体的な連携項目として、実証実験のデータ収集や分析、実用化後の市有施設への導入についての検討が挙げられています。具体的には、札幌市が実施場所の提供や情報発信を行う一方で、YKK APはムービングハウスの設計や維持管理を担います。

カーボンニュートラル実現への取り組み


YKK APの取り組みは、ただの発電機能の提供にとどまらず、省エネと創エネの融合を図ることにあります。「窓で断熱」と「窓で発電」を一体化することで、持続可能な社会の実現に向けたモデルケースを提供することが期待されています。

未来への期待


札幌市とYKK APの連携によって、次世代型太陽電池がどのように市民生活に取り入れられていくのか注目が集まります。実証実験を通じて得られるデータは、今後の普及拡大への道筋を示すものとなるでしょう。これからの持続可能な社会に向けた一歩として、ぜひ注目していきたいと思います。


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会社情報

会社名
YKK AP株式会社
住所
東京都千代田区神田和泉町1番地
電話番号
03-3864-2200

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