浮世絵と隅田川
2025-04-24 10:07:00

隅田川の名所を浮世絵で辿る特別展が開催へ

隅田川の魅力を浮世絵で感じる特別展



墨田区に位置するたばこと塩の博物館で、2025年4月26日から6月22日まで「浮世絵でめぐる隅田川の名所」展が開かれます。この特別展では、約150点の浮世絵を通して、江戸時代の隅田川の風景や文化を辿ることができます。

江戸の人々に愛された隅田川


江戸時代、隅田川は生活の一部として親しまれ、周辺には浅草寺や木母寺などの由緒ある寺社が並んでいました。また、四季折々の美しい自然を楽しめる名所も多数ありました。この川は、江戸の中心からのアクセスも良好で、日常の憩いの場としても大いに利用されていたのです。

浮世絵には、隅田川の風景が豊かに描かれており、役者絵や美人画の背景にも数多く登場します。川をテーマにした作品だけでなく、さまざまな名所や文化を表現した作品が残されています。本展では、隅田川にまつわる名所を3つのセクションに分けて紹介し、当時の人々の生活や文化的背景も触れることができます。

展示の内容


展覧会は前期(4月26日〜5月25日)と後期(5月27日〜6月22日)に分かれ、それぞれ異なる作品が展示されます。主な名所として取り上げられるのは以下の通りです。
  • - 【浅草寺】: 隅田川で漁をしていた兄弟が観音像を引き上げた伝説がある寺で、江戸時代には多くの人々が訪れました。
  • - 【木母寺】: 伝説の梅若丸が葬られた場所で、母によって建立された寺です。
  • - 【墨堤】: 江戸時代に桜の名所として知られ、春には多くの花見客で賑わいました。

展示作品には、歌川広重や溪斎英泉などの著名な浮世絵師の作品が含まれています。彼らの作品を通じて、江戸の情景や季節の移ろいを感じることができるでしょう。特に、隅田川を背景にした浮世絵は、土地の豊かさや文化を色濃く反映しています。

特別展の意義


今回の特別展は、たばこと塩の博物館が墨田区に移転してから10周年を記念する意味も含まれています。隅田川は、たばこ産業においても重要な役割を果たしており、博物館ではそれに関連する資料を集めてきました。この展覧会を通じて、来場者は隅田川の三様な魅力を再発見し、江戸の時代に思いを馳せることができるでしょう。

開催概要


  • - 会期: 2025年4月26日(土)〜6月22日(日)
  • - 会場: たばこと塩の博物館 2階特別展示室(東京都墨田区横川 1-16-3)
  • - 入館料: 大人・大学生:300円/小・中・高校生、65歳以上:100円
  • - 開館時間: 午前10時〜午後5時(入館は午後4時30分まで)
  • - 休館日: 月曜日(ただし、5月5日は開館)

詳細については、公式ウェブサイトや電話で確認してください。この機会に、浮世絵を通じて感じる隅田川の美しさと歴史に浸ってみてはいかがでしょうか。


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会社情報

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