株式会社大黒屋、海外市場への進出を加速
株式会社大黒屋(東京都港区)は、2023年6月20日より、グローバル決済プラットフォーム「Stripe」を導入し、国際市場への進出を図ることを発表しました。これにより、20カ国以上をターゲットにした新たな販売環境を整え、年間粗収益が約2億2,500万円から4億5,000万円(約145万から290万米ドル)に達する見込みです。
Stripeとは?
Stripeは、企業向けに提供される国際的な金融プラットフォームで、数百万社が導入しています。スタートアップから大企業まで利用でき、決済処理に留まらず、リアルタイムでの資金管理や新規事業の展開を支援します。また、サンフランシスコとダブリンに拠点を持ち、世界のGDPの約1.3%を占める決済額を扱っており、2024年にはその総額が1.4兆ドル(約210兆円)を超えると予想されています。
大黒屋の新たな戦略
大黒屋は、日本初の試みとして、Stripeを基盤にしたサービスを本格的に導入。今年度の初めには、オーストラリア、ブラジル、カナダ、香港、インド、インドネシアなどを含む20カ国以上へのグローバル販売を計画しています。この進展により、国内市場にとどまらず、海外からの信頼も得ることを目指しています。
Stripe導入による主なメリットには以下のような点があります:
- - ローカライズされた決済:顧客は自分の選択した言語や通貨で取引が可能。
- - 高い信頼性:Stripeのセキュリティで購入者の不安を軽減し、安心感を提供。
- - 透明性のあるコスト提示:税金や送料を事前に明示し、取引を円滑に。
- - シームレスな購買体験:モバイルウォレットによるスムーズな決済が可能。
- - 直接的な国際取引:国ごとの制約をなくし、公式グローバルストアを一元的に運営。
大黒屋の展望
また、大黒屋は、売上の向上を図りつつ、送料や手数料の計算を社内で一括管理する体制の構築も進めています。これにより、業務の効率化と迅速な対応が可能となります。
大黒屋は1947年に創業し、宝石やブランド品の買取・販売を主な業務としています。現在は関東、関西、中部、九州に24店舗を展開しており、着実に成長を続けています。この新たなグローバル戦略により、さらに事業を拡大し、国際的なプレゼンスを高めることを目指しています。
今後、20か国以上での販売を通じて、大黒屋のブランド価値を高め、さらなる成長を追求する姿勢に期待が寄せられます。
会社概要
- - 会社名:株式会社大黒屋
- - 創業:1947年4月
- - 設立:1953年1月
- - 資本金:318,095千円
- - 代表取締役:小川浩平
- - 本社所在地:東京都港区港南4-1-8
- - 公式サイト:大黒屋公式サイト