鶴屋百貨店が新たなマーケティング施策を実施
熊本県に位置する老舗百貨店、鶴屋百貨店は、デジタル化を推進し、顧客動向の分析や来店促進に新たな手法を導入しました。株式会社on the bakeryが開発したノーコードマーケティングツール『クロワッサン』を活用し、来店前から顧客を惹きつける施策を行ったのです。
施策に至った背景
これまで鶴屋百貨店では、来場者アンケートを通じて消費者の声を集めてきました。しかし、実際の購買動機や嗜好の把握、情報接触経路の特定などには限界がありました。こうした課題を解消するために、2026年のホワイトデーに合わせた催事「クッキー百菓店」において、特にターゲットとなる20〜30代の女性の来店促進を図るために『クロワッサン』のデジタル診断コンテンツを導入しました。
具体的な施策内容
施策は、来店前後で接点を持つ2つのオンラインコンテンツに分かれています。
1.
クッキー診断(2月25日〜3月10日)
- 5つの質問に答えることで、自分に合ったクッキータイプが分かる診断を提供。
- 結果画面からECサイトの商品へ誘導し、さらにSNSでのシェアを促進する仕組みを組み込みました。
2.
LINEお買い上げアンケート(3月11日〜3月17日)
- 購入者には二次元バーコードを配布し、アンケートへの回答を促しました。
- 参加者には特典が用意され、結果的に高い回答率を実現しました。
このように、来店前から興味を引き、来店後にはデータを集める一貫した設計が施策の特徴です。
数値的な成果
施策の結果、以下の成果が確認されました。
- - クッキー診断:1,555件
- - LINEアンケート:88件
- - LINE新規友だち獲得:51名
- - 会期中の売上:前年比105%(過去最高)
オンラインでの告知のみで、1,500件を超える診断を獲得したことは、ターゲット層との親和性を強く示しています。また、LINEリストの構築により、次回の催事へ向けたリマーケティングも可能になり、今後の施策の基盤も築きました。
予想外の成果
今回の施策では、催事開始前から来店意欲を高めることに成功しました。事前告知により、来店前から期待感が上昇し、初日から高い集客を達成しました。このことで、メディアにも取り上げられ、地元テレビや新聞での報道にも繋がりました。
さらに、自由記述アンケートからは具体的な商品の改善点が浮かび上がり、社内での評価を高める要因となりました。
今後の展望
鶴屋百貨店では、今後も他の催事にこの施策を横展開していく考えです。特に、顧客データの持続的活用を考えており、LINEを通じた再来店促進や若年層へのアプローチを強化する予定です。また、今回の経験を基にデジタル施策の更なる強化を目指しています。
まとめ
この一連の施策を通じて、「クロワッサン」によるデジタル診断コンテンツを導入したことで、顧客接点を来場後から来場前に拡張し、興味喚起からデータ取得、さらには次回施策への資産化を実現しました。
地方百貨店でも、ノーコードツールを活用することで専門知識が無くてもデジタル施策が実施可能であることを示す良い事例となりました。
あなたのビジネスでも、来店前からのデジタル施策を検討してみてはいかがでしょうか?