電通総研が新規事業支援プログラムを展開
テクノロジーを駆使し、企業と社会の進化を目指す株式会社電通総研は、2025年1月22日から新たに「Future Value Creation Program(フューチャーバリュークリエイションプログラム)」を開始します。このプログラムは、新しい事業の立ち上げを支援することを目的としており、特に製造業向けに以前から提供してきたコンサルティングとソリューションを進化させたものです。
背景
昨今、技術の進化と生活者のライフスタイルの多様化に伴い、企業が直面するビジネス環境は急速に変化しています。このような状況において、持続的な成長を追求する企業は、生活者のニーズを的確に把握し、それに応じた新製品やサービスを迅速に市場に投入する必要があります。しかし、多くの企業が「既存ビジネスの範疇から脱却できない」「事業性を適切に評価できず、投資判断が難しい」といった課題に直面しています。
「Future Value Creation Program」の概要
本プログラムは、感性と知性の融合を図りながら新規事業を支援する内容が盛り込まれています。感性は人々の気持ちや願望を捉える力を指し、知性はデータ分析や収益モデルの構築に関わります。
新規事業創出の専門コンサルタント、データサイエンティスト、システムエンジニアがチームを組み、以下の4つのプロセスを通じて企業の新規事業創出をトータルで支援します。
1. 方針検討
電通総研が開発した、未来の生活の変化を考えるためのツールを活用し、企業が目指すべき事業の方向性を確立します。これらのツールを通じ、企業とともに未来価値を見出し、事業戦略を立案します。
2. 事業創造
「K-Matrixアプリケーション」を利用し、多くのアイデアを短期間で生成し評価します。このアプリケーションは、デザイン思考のフレームワークである「ダブルダイヤモンド」の手法を取り入れており、発散と収束を繰り返しながらアイデアの質を高めます。
3. 事業構想
顧客の喜びを感じるポイントと、具体的な収益モデルの構築を同時に考えます。このプロセスを通じて、実現可能な事業ビジョンを具体化します。
4. 事業構築・拡大
電通総研は、長年のシステムインテグレーションの実績を活かし、迅速なプロトタイプ作成やブランディング活動をサポートします。
今後の展望
今後、電通総研はビジョン構築からアイデア創出、事業具体化、収益予測、PoCサポート、ブランディング、体制構築といった多様な側面で、企業の新規事業創出を支援していきます。
このプログラムを通じて、多くの企業が持続可能な成長を実現することが期待されます。2040年までの新しい社会のあり方を見据えた、革新的な事業創出を目指すこの取り組みは、未来のビジネスチャンスを生む基盤となるでしょう。電通総研は、今後も人とテクノロジーの力で未来を切り拓き、新たな価値を創出し続けていきます。