「CEPIC 2025」参加報告
2025-06-20 11:36:53

ストックフォト業界の進化を探る「CEPIC 2025」カンファレンス参加報告

ストックフォト業界の未来を見据えた「CEPIC 2025」参加報告



2025年5月、フランス・ジュアン=レ=パンで開催されたビジュアルコンテンツ業界の国際カンファレンス「CEPIC 2025」にて、プロフェッショナルとして参加したピクスタ株式会社の姿勢とその内容について詳述します。PIXTAは、今後のストックフォト業界におけるAIデータ供給の可能性を探求し、その重要性を論じる場となりました。

セッションの概要


「CEPIC 2025」の3日目に行われたパネルディスカッション「AIトレーニングのためのライセンス提供はどうあるべきか?」では、PIXTA VIETNAM CO., LTD.の営業・マーケティング責任者であるニック・ルーがパネリストとして登壇し、世界各国の専門家と意見を交わしました。

ニック・ルーは、PIXTAグループの一員として『AIトレーニングに向けたライセンシング』をテーマにした議論に参加し、ストックフォト資産をAIデータに転換するエージェントとしての役割について発言しました。ストックフォト業界が保有する「ラベル付けされた多様なデータ群」がAIトレーニングに適していることや、多様なクリエイターが生み出すコンテンツが持つ価値を再確認する機会となりました。

議論の中身


参加者たちはAI企業とストックフォト業界との間に存在する「翻訳の壁」についても言及。不足するコミュニケーションを解消し、両者が効果的に連携するための方法に焦点を当てました。AIデータに求められる価値基準や価格設計の多様化に関する意見も多くの時間を費やし、業界全体の変革が求められていることを確認しました。

結論として、ストックフォト業界が新たなAI業界に対するエージェントとしての役割を果たしつつ、古い枠組みを超えた新しい流通システムを模索する必要性が強調されました。PIXTAは、ストックフォト資産をAIデータに変換する役割を担い、クリエイターへの報酬を拡大するための取り組みを継続的に推進していく方針を示しました。

今後の展望と取り組み


CEPIC 2025に参加した経験を通じて、PIXTAはストック業界発展のために新たな可能性を模索し続けています。社内にある日本文化に基づいた高品質な画像・動画素材を強みに、国際的なネットワークと連携し、デジタルコンテンツの提供に取り組んでいくと共に、クリエイターからの信頼をさらに強めていく計画です。

PIXTAについて


PIXTAは、2006年より誰もが製作したデジタル素材をインターネット上で売買できるマーケットプレイスを提供し、国内最大手としての地位を確立しています。最近では、AIトレーニング用のデータ素材提供の流れが加速しており、業界の変化に柔軟に対応することがPIXTAにとって重要な課題となっています。これからも、テクノロジーと創造性の接点を大切にし、持続可能なコンテンツ提供を通じて新たな価値の創造を目指します。

詳しい情報は、PIXTA公式サイトをご覧ください。


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会社情報

会社名
ピクスタ株式会社
住所
東京都渋谷区渋谷2丁目21−1渋谷ヒカリエ 33階 JustCo Shibuya Hikarie
電話番号
03-5774-2692

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