アトツギ甲子園第5回開催決定
中小企業の後継者支援イベント「アトツギ甲子園」が2024年8月1日からエントリーを受け付けます。今年度で5回目を迎えるこのイベントは、全国の中小企業・小規模事業者の後継者が、既存の経営資源を基にした新たなビジネスアイデアを披露する場としています。
特に今年からは、後継者支援に特化した「アトツギSUMMER CAMP」も新たに設けられ、9月9日・10日に東京で開催されます。このイベントは、若手後継者が集まり、彼らの未来についての創造的なディスカッションを行うキックオフイベントです。
イベントへの参加と目的
「アトツギ甲子園」は、全国から集まった後継者たちが、どのようにして先代が築いてきた経営資源を活用し、新しい製品やサービスを市場に提供できるのかを問うピッチイベントです。39歳以下の中小企業の後継予定者が対象となり、参加者は4分間のプレゼンテーションを行った後、審査委員からの質疑応答に応じます。
優秀なアイデアを持った後継者には、経済産業大臣賞が授与されるため、多くの若手経営者にとっては大きな挑戦の場となります。これは、目の前の社会課題を解決するための手段として、あるいは自らが熱中できるビジネスの実現に向けた第一歩として位置づけられています。
スケジュールと場所
【参加エントリー】は2024年8月1日から始まります。次いで、9月9日と10日には「アトツギSUMMER CAMP」が開催され、全国の後継者や支援機関が集結し、新たなアイデアを交流する場が設けられます。
また、さまざまな経営者や専門家が参加する予定で、後継者たちの悩みや期待に応えるセッションが用意されています。
オンラインコミュニティACTの設立
さらに、中小企業庁は後継者と支援機関のためのオンラインコミュニティ「ACT(Atotsugi Community Trigger)」を創設しました。このコミュニティは、参加者間の交流を深め、事業承継における問題解決や新たな可能性を探る活動を促すことを目的としています。
この活動は、対象となる後継者だけでなく、アトツギ支援に興味のある団体や個人も参加できるようになっています。
今後の見どころ
2025年には決勝大会が東京で開催される予定です。地方予選が年明けの1月から始まり、各地で選ばれた後継者たちが決勝に駒を進めます。
新たな時代の中小企業経営を支える「アトツギ甲子園」。後継者たちの挑戦に期待が高まる中、どのようなアイデアが生まれるのか、目が離せません。