鴨川シーワールドで海の干支「午」にちなんだ特別展示を開催

鴨川シーワールドで開催される特別展示「干支の生き物」

千葉県鴨川市に位置する鴨川シーワールドでは、2025年12月27日から2026年2月1日までの期間、特別な展示「2026年の干支の生き物～海の午（ウマ）たち～」を実施します。これは2026年の干支、馬にちなんだもので、トロピカルアイランド内の特設会場で行われます。

展示内容

この特別展示では、「午」に関連する名前を持つ海の生き物たちが紹介されます。具体的には、ギマ、クロウウミウマ、バテイラなど、計5種50点が水槽で展示される予定です。観覧者は、これらの生き物を見ながらその名前の由来や特徴をじっくりと観察することができるでしょう。

ギマ

ギマは、馬のように細長い顔を持つ魚で、「銀馬」という名も持っています。非常に特徴的な外見をしているこの魚は、体長約25cmに達し、群れを作って浅い海域に生息しています。銀色の体色や、鋭い棘を背びれや腹びれに持つことから、漁師にはあまり好かれていない魚でもあります。

クロウウミウマ

これに続いて紹介されるのは、クロウウミウマです。海馬としても知られるこの生物は、メスがオスの体内で卵を育てることで知られています。大きさは約17cmほどで、アミ類やカニの幼生を主に食べて生きています。

バテイラ

次に紹介するのはバテイラです。この巻貝は、馬の蹄の形に似た殻が特徴で、貝料理にも使われることがあります。関東地方では「尻高」として知られ、昔から地元で親しまれてきた食材でもあります。

サラサバテイ

サラサバテイも展示される生き物の一つです。奄美大島や小笠原諸島周辺のサンゴ礁に住んでおり、その持つ独特な形は貝ボタンや貝細工の材料として利用されています。残念ながら、乱獲により数が減少しているため、保護活動も行われています。

バフンウニ

最後に、バフンウニが登場します。このウニは、北海道から九州にかけて広く分布しており、食用として人気があります。触ると短く密集した棘が特徴的で、その姿も興味深いものとなっています。

体験の意味

この特別展示を通じて、訪れる人々は干支としての「ウマ」に関連した生物の多様性や生態を学ぶことができます。なぜそれぞれの生物が「ウマ」の名を持っているのか、その理由を考えながら観察することで、新たな発見が得られるでしょう。家族や友人と一緒に訪れ、楽しい時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。知識を深めながら、海の生き物たちの魅力に触れてみることができる貴重な機会となることでしょう。