福岡市とLINEヤフーの屋台DXプロジェクト
LINEヤフーコミュニケーションズ株式会社(本社:福岡市博多区)は、2025年に行われる「日本DX大賞」で福岡市との共同プロジェクト「屋台DXプロジェクト」が地域DX部門で優秀賞を受賞したことを発表しました。この賞は、デジタルトランスフォーメーション(DX)を促進する優れた事例を表彰するものです。今回は158件の応募の中から選ばれたとのことで、特に現場に寄り添った取り組みや迅速な実装が評価されました。
審査員からの評価ポイント
審査員は本プロジェクトに対し、以下のポイントで高く評価しています。
- - スピード感:提案段階から迅速にLINE上での実装が行われたこと。
- - 実用性:屋台文化という特性を考慮したシンプルで親しみやすい仕組みを構築したこと。
- - 遊び心:例えば「AIおいちゃん」といったユニークなUIから利用者に楽しさを提供していることが挙げられます。
屋台DXプロジェクトの概要
この「屋台DXプロジェクト」は、2024年7月にスタートしました。福岡市の屋台をデジタル技術によって革新し、持続可能な発展と地域文化の魅力を最大化することを目指しています。このプロジェクトにより、屋台をより多くの人に利用してもらうため、LINE公式アカウント「FUKUOKA GUIDE」に2つの機能が追加されました。
提供される機能
1.
AIおいちゃん:博多弁でおすすめの屋台を紹介する生成AIチャットボット。
2.
IoT電球を活用した営業情報の可視化:営業状況をリアルタイムで可視化し、利用者にわかりやすく情報を提供します。
これにより、サービス開始から1年足らずで「FUKUOKA GUIDE」の友だち登録者は43,000人を超え、機能の利用回数は218,000回以上に達しました。この数字は、観光客だけでなく地元住民によっても広く利用されていることを示しています。
日本DX大賞とは
「日本DX大賞」は今年で4回目を迎えるコンテストで、主に地域のニーズに応えたデジタル技術の活用方法を評価し、全体のDX推進を加速することを目的としています。今年は地域DXに留まらず、庁内DXやサステナブルな技術推進等、さまざまな部門での評価が行われました。
最後に
福岡市とLINEヤフーの取り組みは、今後も地域文化の魅力を高め、さらに多くの人々に愛される屋台カルチャーを育んでいくことでしょう。このプロジェクトの進展に今後も注目が集まります。福岡を訪れた際には、ぜひデジタル技術を駆使した新しい形の屋台文化を体験してみてください。