女性農業者交流会
2025-12-11 10:19:23

女性農業者の力を感じる、自然との共生をテーマにした交流会

女性農業者の力を感じる、自然との共生をテーマにした交流会



2025年11月6日から7日にかけて、新横浜で「第24回女性農業者交流会」が開催されました。このイベントは、パルシステム生活協同組合連合会とパルシステム生産者・消費者協議会が主催し、全国から約45人の女性生産者や農業関係者が集まりました。全体会では「くらしの中での有機・オーガニック」をテーマにした講演と試食交流会が行われ、多くの参加者が有意義な時間を過ごしました。

自然との共生を体現



全体会の講演には、39年のキャリアを持つクレソン生産者である中垣和子さんが登壇。彼女は東京から山梨県に移住して農業を始めた経緯や、農薬を使わずに虫や生態系と共存する方法について語りました。「虫だらけになっても、自然の力を信じてみたら、クモやトンボが助けてくれた」という自身の経験は、参加者の心に響きました。

さらに、フランス大使館のシェフから美味しいクレソンへの賛辞や、辛い時期でも「ニコッとすることで元気を保つ」というユニークな健康法も紹介されました。中垣さんの精神力と温かい人柄は、会場の多くの人々に感動を与えました。

様々な工夫が詰まった試食体験



交流会では、中垣さんが育てた有機クレソンを使った「クレソンのバナナマヨあえ」が提供されました。このレシピは、野菜が苦手な子供のために考案されたもの。参加者たちは、生産者の思いや工夫を聞きながら、その美味しさを称賛しました。「苦味がマイルドでとても美味しい」といった感想も多く寄せられました。

地域を超えた温かい交流



2日目では、各地域の会員生協がそれぞれ工夫を凝らした分科会を開催しました。

  • - 埼玉: 産地クイズ大会を開催し、楽しい時間を過ごしました。
  • - 茨城と栃木: 新商品開発をテーマにしたグループワークが行われ、癒しのハンドマッサージも実施されました。
  • - 千葉: パルグリーンファームでのサツマイモ掘りが好評でした。
  • - 神奈川: ご当地クイズを取り入れたスイーツビュッフェは参加者を楽しませました。
  • - 山梨と長野: 新米を使った体験が開催され、多様な交流で理解が深まりました。
  • - 福島: 自己マッサージで心身のリフレッシュが図られ、地域紹介に耳を傾ける時間も設けられました。
  • - 静岡: 乳児連れの参加者にも配慮した、和やかな雰囲気が特徴的でした。

こうした地域ごとのアプローチは、生産者と消費者との「顔の見える関係」を更に強化しました。

女性の力が生産の力



閉会に際して、小川保代表幹事は「多くの女性農業者が一堂に会する場は稀であり、生産者たちからの貴重な話が聞けた」と振り返り、女性の存在が農業や地域の力であると称賛しました。パルシステムは、今後も生産者と消費者が互いに理解し支え合う関係づくりを促進し、持続可能な食と農の実現に向けた取り組みを続けていく方針です。なお、パルシステム生産者・消費者協議会の使命は「知産知消」を掲げ、地域の豊かさを発信していくことです。


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会社情報

会社名
パルシステム生活協同組合連合会
住所
東京都新宿区大久保2-2-6ラクアス東新宿
電話番号
03-6233-7200

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