HUIS×きなりこどもえん
2025-04-02 21:17:21

浜松市の「HUIS」が子供たちに遠州織物を届ける取り組みを開始

浜松市の「HUIS」が子供たちに遠州織物を届ける取り組みを開始



静岡県浜松市に本拠を置くアパレルブランド「HUIS(ハウス)」は、洋服の生産過程で発生する端材やハギレを、2025年4月から地域の「きなりこどもえん」に提供する新たな取り組みを発表しました。この取り組みは、HUISにとって初めての試みであり、同園の子供たちと地域の伝統である遠州織物との関わりを深める貴重な機会となります。

取り組みの詳細


2025年4月17日(木)の午前10時から、「HUIS」のスタッフが直接「きなりこどもえん」を訪れ、子供たちに端材やハギレを手渡す予定です。この際、遠州織物の特徴についての説明も行い、子供たちが地域の伝統文化に触れる機会を提供します。

提供される端材やハギレは、洋服の製造過程で生じるもので、具体的には裁断クズや仕上がり確認用の生地などが含まれます。これまでは廃棄されていたものを有効活用することで、持続可能な社会の実現に貢献することが狙いです。

取り組みの背景と目的


HUISは、年間40,000着以上を生産する規模を誇るブランドで、洋服の生産過程で多くの生地が廃棄されている現状に対して取り組みを始めました。限られた資源を大切にし、次世代に地域の伝統を伝えつつ、地域の子供たちにその文化を実体験を通して学んでもらうことが目的です。

「きなりこどもえん」は、遠州織物の魅力を伝えることをコンセプトに2017年に設立された幼稚園で、HUISが製作したオリジナル通園バッグに地域の特性を組み合わせたものも使用されています。このたびの端材・ハギレ提供については、子供たちの工作遊びの素材として役立てたいとのリクエストを受け、実現に至りました。また、今後も他の学校や園からの要望にも応じ、地域内での取り組みを広げていきたいと考えています。

HUISでは、地域に根差したアパレルブランドとして、遠州織物を活かした製品開発と情報発信を行い続けています。特に、旧式のシャトル織機を使用した素材は、特有の風合いと機能性を持ち、全国的な人気を博しています。

HUISとその活動


HUISは、浜松市を拠点に、全商品を地元の遠州織物で展開するアパレルブランドです。自社のオンラインストアを中心に、全国のショールームや小売店でも展開し、多くのファンを持っています。HUISのリーダーである松下昌樹氏は、元浜松市の職員として産業振興に携わっていた経験を活かし、夫婦で2014年にブランドを設立しました。

HUISは、古くから知られている遠州織物の魅力を再発信し、地域の活性化を目指しています。さらに、2024年には書籍『HUIS.の服づくり』も出版予定で、アパレルの常識を変える挑戦を続けています。

地元の幼稚園との連携を通じて、次世代につなげる活動を展開し、地域に愛されるブランドを目指すHUISの今後の活動に期待が寄せられています。


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会社情報

会社名
株式会社HUIS
住所
静岡県浜松市中央区神ケ谷町1182-2
電話番号
053-548-4713

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