苫小牧西ICの新実験
2023-09-19 14:00:02

新たな光の誘導!苫小牧西ICで交通誘導システムの実証実験開始

新たな交通誘導システムの実証実験がスタート



2023年10月6日から、道央自動車道の苫小牧西インターチェンジにて、非従来型交通誘導システムの実証実験が始まりました。このプロジェクトは、non-classic株式会社が中心となって進めているもので、デザインや光を活用して交通誘導の効率を高めることを目指しています。

背景



多くの国々で少子高齢化が進む今、労働力の低下を補うために、省人化が求められるようになりました。交通分野でも、従来は現場で行われていた交通誘導が、より効率的な方法へと進化を遂げています。特に、料金所や交通事故発生時における誘導において、ドライバーへの情報伝達が大きな課題として浮かび上がっています。

また、高速道路上での通行止め情報を掲示しながらも、ドライバーが正しいルートを認識できず、転回場に誤って進入してしまうケースも増加傾向にあります。このような問題の解決を図るために、本実験が立ち上げられたのです。

実験の目的と方法



今回の実験では、ポール型LED誘導灯が設置され、視覚的な表現を用いて二つの課題を解決することを目指します。ドライバーの視線を奪わず、簡潔に進行方向を示すことが重要です。

転回場の位置



ラウンドアバウト(転回場)の位置を明示するために、従来の文字情報から視覚的情報へと転換します。転回場の外周に設置したLED誘導灯によって、ドライバーは転回場の全体像と位置を一目で理解できるようになります。

転回場の回転方向



光の移動方向を回転方向と認識する人間の認知科学を応用し、文字情報に依存せずに回転方向を示す実験を行います。これにより、母国語が異なるドライバーでも直感的に理解できる誘導が可能となり、全てのドライバーに対してスムーズな進行を促します。

今後の予定



今後は、季節や天候に応じた効果的な光の調整を行い、ユーザーからの意見も取り入れつつ、デザインと光を駆使した新しい交通誘導情報の開発を進めていく予定です。

プロジェクトの概要



本研究プロジェクトは、NEXCO東日本北海道支社の主導で行われるもので、交通事故の減少や安全運転の促進を図るために設計されています。また、運転席目線からの実証実験の様子は、QRコードを通じて動画で確認可能です。興味がある方はぜひご覧ください。

新しいアプローチがもたらすインターチェンジでの安全性向上に期待が寄せられます。

会社情報

会社名
non-classic株式会社
住所
福岡市中央区薬院2-2-7202
電話番号
080-4158-5156

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