日本蓄電池が新たな蓄電施設を羽島市に開設
最近、日本蓄電池株式会社が岐阜県羽島市足近町に新たに系統用蓄電施設「NC羽島足近町蓄電所」を設置し、2025年10月15日に受電を開始したことが報告されました。この施設は、再生可能エネルギーの利用が進む中での電力需給の調整を目指しており、地域のエネルギー供給の安定性に寄与するものと期待されています。
蓄電所の概要
「NC羽島足近町蓄電所」は、定格出力1988kW、容量8146kWhを持ちます。ここで使用されている蓄電池システムは、中国の製造業者CATLのものです。また、運転を支えるパワーコンディショナは、TMEIC社の製品を採用しています。これにより、蓄電所の安定した運用と高い信頼性が実現されています。
地域防災と連携
さらに、日本蓄電池は羽島市と防災協定を締結しています。災害発生時には、同社が寄贈したポータブル電源が避難所に設置され、停電時にも避難者の電力利用が可能になることで、地域の防災力を高める効果が期待されています。このような取り組みは、民間企業と地方自治体の協力による新たなモデルケースとして注目を集めています。
事業の背景
再生可能エネルギーの普及が進む一方で、電力需給のバランスを保つことは重要課題です。特に変動の激しい風力、太陽光といったエネルギー源の出力変動を吸収するために、蓄電池の役割はますます重要になっています。日本蓄電池は、その解決に向けたプロジェクトを推進し、全国各地での蓄電池施設の設立を進めています。
今後の展望
日本蓄電池は、2026年までに全国で80箇所以上の蓄電所を稼働させる計画を立てており、地域社会との連携を一層強化していく方針です。これにより、脱炭素社会の実現と災害対応力の向上に寄与することを目指しています。再生可能エネルギーによる持続可能なエネルギー供給の確立に向けた取り組みに期待が高まります。
会社概要
日本蓄電池株式会社
株式会社ワイ・ジャスト
- - 本社:群馬県高崎市栄町1番1号
- - 代表取締役社長:遠江光義
- - 事業内容:再生可能エネルギー設備・蓄電システムの設計・施工・保守
- - URL:https://yjust.jp
株式会社TMEIC