AI技術で進化する仮想アバターの表現力を解明
近年、仮想空間における体験がますます重要視されています。その中で、仮想アバターの動きのリアルさや豊かさは、没入感を高める鍵となる要素の一つです。この度、株式会社エクシヴィと株式会社オーパスが共同開発した新技術「インテリIK」は、VR空間におけるアバターの表現力を大きく向上させることに成功しました。
インテリIKの基礎技術
この「インテリIK」は、AI機械学習を駆使しており、VRのヘッドセットと左右の手に装着する3つのセンサーから、全身の動きを自然に再現することを目指しています。従来の技術では、全身のモーションキャプチャを行うには大型の機材や複雑な設定が必要でしたが、インテリIKはそれらを大幅に簡略化します。
具体的には、ユーザーはヘッドセットと手のセンサーを装着することで、まるで全身にモーションキャプチャが施されているかのように、キャラクターがリアルで豊かな動きを実現します。この仕組みにより、仮想空間における体験の質が格段に向上するのです。
CEDEC+KYUSHU 2018での展示
この革新的な技術は、12月1日に福岡市の九州産業大学で行われるCEDEC+KYUSHU 2018にてお披露目されます。展示の時間は10:00から18:30までで、8:30から受付が始まります。特に、13:30からは、登壇者として林哲緯氏と鈴木隆志氏が参加し、「バーチャルYouTuberの動きをよりよくする、AI機械学習を利用したインテリIKシステム」というテーマで講演を行います。
また、デモ展示ではOculus RiftとOculus Touchを使用したライブデモが行われ、キャラクターの腕の動きを簡単に確認できる内容となっています。さらに、従来のIK技術と比較して、その進化を体感できる貴重な機会です。
株式会社オーパスについて
株式会社オーパスは1990年に創業以来、コンシューマゲームやアーケードゲーム、PCオンラインゲーム、スマートフォンアプリゲームなど、幅広いプラットフォーム向けにゲーム開発を行っています。また、受託開発だけでなく、高度な技術を持つ開発者の人材派遣事業も行うなど、柔軟にクライアントのニーズに応え続けています。
技術の進化が進む中で、オーパスのインテリIKは仮想アバターの運動表現に革命をもたらすことでしょう。CEDEC+KYUSHU 2018での展示を通じて、これまでにない没入感を体験してみてはいかがでしょうか。
詳しい情報は、公式ウェブサイトをご覧ください。
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