2024年10月15日、兵庫県丹波篠山市で、ANAグループのボランティア55名が、いずみ営農組合と小田垣商店の協力のもと、丹波篠山黒枝豆の収穫作業を行うことが予定されています。
丹波篠山黒枝豆は、その歴史的な背景と栽培技術が評価され、2021年には日本農業遺産にも認定された貴重な農産物です。この枝豆は収穫期間が限られるため、特に“幻の枝豆”として知られています。収穫作業は主に手作業で行われ、多くの人手を必要とするため、ANAグループのボランティアによる支援は非常に重要です。
いずみ営農組合の小嶋美則組合長は、「農業の人手不足という課題に取り組むため、企業や地域の人々と連携し、持続可能な農業を目指すことが私たちの責任です」と語ります。実際に昨年は、50人以上のANAグループのボランティアが参加し、300kg以上の黒枝豆を出荷しました。
育成は6月15日に始まり、120日間をかけて丁寧に育てられた丹波篠山黒枝豆は、この収穫作業が一つの大きな成果です。ボランティアたちは、収穫と出荷作業を完了した後、自分の収穫した枝豆をお土産として持ち帰ることができるため、参加者にとっても特別な体験となることでしょう。
いずみ営農組合は、このような活動を通じて地域の農業を支え、持続可能な農村を目指しています。今回の取り組みは、ボランティア活動を通じて地域の人々と繋がり、農業の需要と供給のギャップを埋めるための重要な一歩となります。
地元のビジネスパートナーである小田垣商店は、丹波篠山黒枝豆の販売を行うことで、地域の経済にも貢献しています。今年度は新たに「食べチョク」という新しい販売方式を取り入れ、消費者と農業をより近づける取り組みも進めています。
いずみ営農組合は、農業経営の受託や共同作業施設の設立を通じて、地域農業の発展に寄与し続けています。人手不足という問題を乗り越えるために、持続可能性と地域活性化に向けた取り組みが今後も期待されます。ボランティア参加者や地元企業とのコラボレーションは、未来の農業界に希望をもたらす活動なのです。
さらに、いずみ営農組合は地域の農産物のPRや販路拡大にも力を入れており、ホームページやSNSを通じて情報を発信しています。これにより、より多くの消費者が丹波篠山の農産物に触れる機会が増え、地域の魅力を伝えることができるのです。
この取り組みは、地域の農業の未来を担う若者たちへの啓蒙にもなり、社会全体で農業を支える意識を高めていくと思われます。
収穫作業の詳細は以下の通りです。
- - 日時:2024年10月15日(火)9:00~
- - 場所:兵庫県丹波篠山市泉内いずみ営農組合管理圃場
- - 内容:丹波篠山黒枝豆の出荷作業、および収穫体験
- - 参加人数:ANAグループ組合員55名(予定)
ご興味のある方は、ぜひいずみ営農組合の公式ホームページや「食べチョク」もご覧になってください。地域の農業を支える面白い取り組みの一環として、今後も注目される活動です。