YAMATO Lab.が新プロジェクト「宿つなぎ」を発表！温泉旅館と提携したファッションリメイクの魅力

YAMATO Lab.の新たな挑戦、「宿つなぎ」プロジェクトとは

株式会社やまとが展開する「YAMATO Lab.」が新たにスタートしたプロジェクト、「宿つなぎ」。これは2024年9月からの取り組みで、全国の温泉旅館や宿泊施設と提携し、使用されなくなったゆかたをリメイクして新しいファッションアイテムを提供するものです。

「宿つなぎ」という名前は、つくり手や宿泊施設の人々の想いを繋げるという意味が込められています。まず、全国の温泉地から譲り受けた役目を終えたゆかたは、一つひとつ丁寧に解かれ、シャツやパンツ、つなぎなどに生まれ変わります。このリメイクによって、以前の生活を終えたゆかたたちが新たな個性を持つアイテムとして再び人々に愛されるのです。

経済や環境への配慮も含めたサステナブルな試み

このプロジェクトは、ただファッションアイテムを作るだけでなく、エコやサステナブルな観点からも大きな意味を持ちます。古き良きゆかたを引き継ぎ、新たなプロダクトとして生まれ変わらせることで、消費社会の中での循環を促す試みと言えるでしょう。さらに、商品の製作過程には地域に住む人々やつくり手の温かい想いが詰まっており、それが買った人にとっても特別な意味を持つことになります。例えば、製品には「背守り」と呼ばれる独特の糸印が施されています。これは子供の健康を祈るためのもので、つくり手が一つ一つに心を込めていることが伝わります。

「宿つなぎ」の商品ラインナップ

リメイクアイテムのラインナップには、シャツが35,200円（税込）、パンツが44,000円（税込）、つなぎが66,000円（税込）、そしてきものドレスが55,000円（税込）で販売される予定です。これらのアイテムは、愛着や物語を大切にしながら身にまとうことで、より深いつながりを感じられることでしょう。

特設ページも公開されており、2025年2月18日からはやまとオンラインストアでも販売が開始されます。同年3月1日には、福岡県柳川市の柳川藩主立花邸御花、兵庫県豊岡市の三木屋でも取り扱いが始まります。これにより、温泉地での宿泊の際に、宿泊施設の文化と歴史を感じながら、新しいスタイルを楽しめる機会が訪れるのです。

YAMATO Lab.の今後の展望

「YAMATO Lab.」は、2023年秋に、デザイナーの神田恵介氏をクリエイティブディレクターに迎え、さらなる創造性を追求しています。彼は「自分たちが面白いと感じるものを創り続ける」という信念のもと、現代のトレンドに流されず独自のスタイルを確立していく意向を示しています。

「宿つなぎ」プロジェクトは、その第一歩とも言えるでしょう。かつての文化を現代のファッションとして再生させることで、私たちは過去を大切にしながら未来へとつなげていくことができるのです。今後の展開にも大いに期待が寄せられます。