BYSN ISEHARA ROASTERYが新たな支援の拠点に
神奈川県伊勢原市に、障害者雇用支援の新たなロースタリー拠点「BYSN ISEHARA ROASTERY」が2025年6月2日にオープンします。このプロジェクトは、株式会社スタートラインが推進するもので、障害のある方の雇用機会を提供し、社会全体が多様な価値観を受け入れる未来を目指しています。
BYSNの理念と目的
BYSNは、「誰もが自分らしく生きる社会」の実現を追求するため、約100名の障害者を雇用する計画です。コーヒーの焙煎業務を中心としたこのサービスは、障害者の方々がプロ仕様の焙煎機を使って高品質なコーヒー豆を製造し、企業のオリジナル商品として展開します。これにより、企業の認知度向上や社員の満足度向上にも寄与しています。
施設の概要
新設される「BYSN ISEHARA ROASTERY」は、伊勢原市高森に位置し、最寄り駅の愛甲石田駅からは徒歩15分の距離です。施設では、約100名の障害者と30名の管理者が共に働く環境が整えられ、合計で130名が関与することになります。コーヒーを通じてコミュニケーションを生む新たな場が提供されることが期待されています。
資格取得のサポート
更にBYSNではコーヒーマイスターなどの資格取得を支援し、就業者が自己のスキルを向上させるための様々なステップアッププログラムも用意されています。このような取り組みによって、障害者が自信を持って働ける環境を作り出しています。
求職者向けの体験会
興味のある方には、定期的に業務体験会やオンライン説明会が行われています。これらのイベントを通じてBYSNで働くことの魅力や実際の作業内容を学ぶことができ、就職への第一歩を踏み出しやすい環境が整っています。参加希望の方は公式ウェブサイトから申し込みが可能です。
株式会社スタートラインについて
スタートラインは、2009年の創業以来、障害者雇用の新たな「場」を作り出し、定着支援までを一貫して行ってきた企業です。「自分をおもいやり、人をおもいやり、その先をおもいやる」という理念のもと、障害者採用や定着に重きを置く多岐にわたるサービスを展開し、今後も社会全体のバリアを下げる活動に尽力していきます。屋内農園型の支援サービス「IBUKI」や、カスタマイズ研修など、様々な選択肢を提供し、多様な人々の可能性を広げていくことを目指しています。
新たな新拠点「BYSN ISEHARA ROASTERY」の開設は、障害者雇用支援の重要な一歩であり、自らの可能性を探る場として、多くの人々にとって希望の象徴となることでしょう。