電通総研の革新的な都市OS「CIVILIOS」がISO認証を取得
電通総研の都市OSソリューション「CIVILIOS(シビリオス)」が、クラウドサービスにおける情報セキュリティの国際規格「ISO/IEC 27017:2015」を取得しました。この取得は、企業がクラウド環境で安心してサービスを提供できる環境づくりに大きく寄与するものです。
ISO/IEC 27017:2015 認証の意義とは
「ISO/IEC 27017:2015」は、国際標準化機構(ISO)が策定した認証規格で、クラウドサービスの固有の情報セキュリティ対策がきちんと実施されているかを確認するものです。この認証の目的は、クラウドサービスの利用者や提供者がセキュリティ対策を適切に実施しているかどうかを評価し、信頼性を向上させることにあります。
認証取得に際して、電通総研は「CIVILIOS」においてクラウドセキュリティポリシーを策定し、セキュリティ体制を整備したうえで、教育やインシデント対応プロセスの確立、さらには運用ルールの自動化に取り組んできた結果として、今回の取得に至りました。これにより、クラウドサービスの利用における情報セキュリティの維持・強化が見込まれています。
電通総研のクラウドソリューションの進化
電通総研は長年にわたり、クラウド環境向けに自社開発のソリューションを提供してきました。すでに「STRAVIS・Ci*X PAS」や「POSITIVE/STAFFBRAIN on CLOUDiS」、さらには「CLOUDiS/IaaS」の運用などにおいて、複数のISO/IEC 27017:2015認証を取得しています。このことは、顧客企業のシステム構築においても、安心して利用できる環境を提供しているという証となるでしょう。
電通総研は今後も「CIVILIOS」をはじめとしたクラウドソリューションの安全性を高め、利用者が安心してサービスを活用できる環境を構築していく方針です。この取り組みは、特に公共機関や自治体におけるクラウドの運用にも影響を及ぼし、さらなる利活用への道を切り開くことでしょう。
「CIVILIOS」に関する詳細情報
「CIVILIOS」は、スマートシティ実現を目指すデータ蓄積・仲介基盤として機能します。このサービスは、内閣府が定めた「スマートシティリファレンスアーキテクチャ」に基づいており、デジタル庁が示す「デジタル実装の優良事例を支えるサービス/システムのカタログ」にも訪れています。
電通総研は、「HUMANOLOGY for the future~人とテクノロジーで、その先をつくる。」というビジョンのもと、システムインテグレーションやコンサルティング機能を駆使し、あらゆる社会課題に対する解決を目指しています。テクノロジーを通じて人と社会の関係を深め、新たな価値を創出する取り組みは、今後も続いていきます。
まとめ
ISO/IEC 27017:2015の認証を取得した「CIVILIOS」は、クラウドサービスの利用におけるセキュリティを大きく進化させる可能性を秘めています。電通総研は引き続き、このサービスの利用促進を図り、より安心、安全な都市OSの構築を目指して邁進します。今後の展開に注目していきましょう。